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スプリングバンク 18年 “RENEGADE” MARK REYNIER”S BESPOKE BOTTLING

珍味と言えるほどの強烈なブルーチーズ感は好みが分かれそうです。

 

スプリングバンク SPRINGBANK 18yo "RENEGADE" MARK REYNIER'S BESPOKE BOTTLING 46%
one of 326 bottles, SHERRY HOGSHEAD

香りは強い濃縮フルーツ、プラムジャム、しっかりと赤いブドウと果汁、強くブルーチーズ、淡くみたらしのたれや黒糖、リッチ、飲んでも濃厚なフルーツ、プラムジャム、皮つきのブドウ、濃いめの甘味と良い渋味、じわじわと強まるブルーチーズ、非常にリッチでボディも厚い。

【Good/Very Good,Interesting】

MARK REYNIER'S BESPOKE BOTTLINGと記載されたスプリングバンク18年,ボトリング年は不明です。
MARK REYNIER氏はマーレイマクダビッド社の人ですし,ボトリングはブルイックラディで行ったと書いてありますから,マーレイマクダビッドの樽なんでしょうか。
"RENEGADE"=裏切り者ですが,なにがRENEGADEなのかもよくわかりませんし,CASK 003とのことですが他の樽は知りません。

シェリーカスクと記載されていますが,普通のシェリーカスクにしてはずいぶん濃厚で甘やかな香味です。
香りからはジャムなど濃縮感のあるフルーツと果汁感もあり,みたらしのたれや黒糖などの甘そうな要素は次々に出てきます。
飲んでも香りから期待する通りに濃いフルーツと甘味があり,ブドウの皮のような渋味も味を深めていました。

しかし,このボトルを特徴づけているのはこの濃厚なフルーツ感よりも,香り・味わいともに非常に強く主張するブルーチーズのようなニュアンスでした。
確かにスプリングバンクやロングロウにはたまにこういうブルーチーズを感じることがありますが,このボトルはそれが突き抜けています。

濃厚甘々フルーツ+ブルーチーズの影響で,珍味ともいえそうな非常に個性的なモルトに仕上がっており,加水のはずなのに度数よりかなり厚みを感じました。

毎回飲みたくはないですが,これはたまに飲みたくなるかもしれません。
 

#スプリングバンク (SPRINGBANK)

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