2種類目はさらに華やかでフルーティが際立っていました。
ラフロイグ LAPHROAIG 1980 19yo KINGSBURY celtic #62 50.1%
one of 126 bottles, bourbon
香りは華やかでやや軽やか、濃いグレープフルーツとそのわた、淡いヨードを伴う強いピート、乾いた麦、生ハムメロン、淡い魚介ダシ、飲むと穏やかな口当たりから優しく芳醇に広がる、凝縮して粉っぽいテクスチャー、しっかりとグレープフルーツなどの柑橘、粉チーズ、生ハムメロン、炭っぽくないピート、濃い甘味と柑橘の酸味、心地良いブリニー、ややオイリーで口の中に付着するニュアンス、フルーツとピートのバランスの取れた心地良い余韻。
【Very Good/Excellent】
キングスバリーのケルティックシリーズからラフロイグ1980,19年熟成,カスクナンバー62。
有楽町キャンベルタウンロッホさんの15周年記念で開いたボトルです。
前回の#61に続いて,これは#62です。リリースはこちらが先で,アウトターンはこちらのほうが少ないですね。
香りはラフロイグの中でも軽やかさも感じるかなり華やかなもので,リフィル系のラフロイグらしいフルーティさが強く感じられます。わたっぽさもあり,ちょっとボウモアにも共通するような柑橘感でもありましたが,生ハムメロンのようなニュアンスもあり,まさに80あたりのラフロイグに期待するようなフルーティだと思いました。ダシっぽさもありピートも力強く主張しますが,フルーティの方が前面でしょうか。
飲んでみると度数よりも軟らかい口当たりですが芳醇な広がりがあり,香り同様に非常にフルーティです。噛み応えを感じるような粉っぽい凝縮感を感じ,それがオイリーさを伴って口腔内に付着し続けるようなテクスチャーを感じました。ピートももちろん強めですが,炭っぽさがあまり感じられずやはりフルーティを殺さない程度に留まっていて,とても美味しかったです。
シスターカスクですし,#61とも共通のニュアンスはかなりありましたが,個人的には際立ったフルーティと炭っぽくないピートが好印象で,この#62の方が好みでしたね。
好みのラフロイグに大満足でした。
#ラフロイグ (LAPHROAIG)