近年詰めの70年代長熟のグラント,期待を裏切らない美味しさでした。
グレングラント GLENGRANT 1973-2013 39yo Mackillop's Choice #6582 52.6%
香りは強くフルーティ、プラム、ベリー、オレンジマーマレードなど淡いジャム感、バニラ、カラメルや黒糖、ほどよく効いたシェリー、紅茶、奥にもったりした麦感とオイル、飲むと滑らかな口当たりから芳醇に広がる、きつくないベリージャムの甘味と淡い酸味、良いウッディネスとタンニン、奥から麦の旨み、リッチでほど良い飲み応えがある。
【Good/Very Good】
マキロップチョイスから昨年ボトリングされ,最近日本に入ってきたグレングラント1973,39年熟成。
このボトラーは正規の代理店が無いのか,最近あまりニューリリースが国内に入ってきませんね。
香りからは長熟らしい多彩なフルーツが感じられ,シェリーカスクの影響もきつすぎない程度に感じます。熟成期間のわりには重さのある麦感が奥から感じられたのも印象的でした。
飲んでみると長熟でハイプルーフだけあって,優しい口当たりから芳醇に広がってきます。シェリーカスクらしいジャム系のフルーツの甘味酸味,そしてウッディネスが深みを出していました。
リフィルのシェリーカスクでしょうか,かなりの長熟ながらウッディネスやタンニンはきつくなく,麦感も残っており,ほどほどにボディのあるバランスのとれた味わいだったのも好印象でした。
ゆっくり時間を掛けて熟成されて飲み頃にボトリングされたようなイメージでした。
#グレングラント (GLENGRANT)