MENU

ニューリリース:グレンドロナック 1990 23年 オフィシャル メモリーズオブスコットランド #2190

ナチュラルなシェリー感で好印象でした。

 

グレンドロナック GLENDRONACH 1990-2014 23yo OB for MEMORIES OF SCOTLAND #2190 53.1%
one of 688 bottles, Pedro Ximenez Sherry Puncheon

香り立ちは穏やかで時間が経つと広がる、やや果実感が強めのプラムジャム、オレンジマーマレード、アメリカンコーヒーやビターチョコレート、ハーブ、良いウッディネス、奥からしっとりした麦、飲むと軽い刺激があるが度数にしてはスムーズ、ジャム系の強すぎない甘味、淡い酸味、淡いレザーや土っぽさ、わりとスパイシーで良いウッディネスの淡いタンニンが味を深める、バランス良好。

【Good/Very Good】

最近ボトリングされたグレンドロナック1990,ペドロヒメネスパンチョンで23年熟成。
私がお世話になっている有楽町キャンベルタウンロッホさんが,他のBARの方々と一緒に昨年スコットランドで選んでボトリングしたものです。

穏やかな甘い香り立ちで,まずはペドロヒメネスらしい濃いめのフルーツ感がしっかりと感じられます,また,コーヒーやチョコレート,ハーブといったシェリーカスク熟成らしい成分もしっかりと感じられます。麦感も奥からちゃんと主張します。
飲んでみると,ペドロヒメネスにしては甘味が強すぎず,甘酸っぱさも感じます。そして後半はウッディネスとそのタンニンが味を引き締めており,嫌味が無くバランスも良好でした。
シェリーカスク熟成のモルトとしては,飲み飽きせず淡々と飲めてしまうタイプと感じました。それでいて、探せば複雑な香味も拾えるのも楽しいですね。

この樽,サンプルは昨年飲ませていただいていたのですが,なんとなくその時のものよりも色が薄く味も優しい気がしました。
とはいえ,サンプルに比べて悪いところは見当たらず,とても美味しいペドロヒメネスのドロナックでした。

実は個人的に,ドロナックのペドロヒメネスカスクはオロロソに比べて好みでないものが多めなのですが,これはナチュラルなシェリー感でひっかかるところが無く良かったです。

#グレンドロナック (GLENDRONACH)

この記事を書いた人