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アイルオブジュラ 1972-1991 スコッチモルトウイスキーソサエティ 31.3

すごいジュラです!

 

アイルオブジュラ ISLE OF JURA 1972-1991 THE SCOTCH MALT WHISKY SOCIETY 31.3 54.0%

奥の深さを感じる重層的な香り、アプリコット、オレンジ、少しパイナップル、強く心地良い麦、少し土っぽさや梅、淡いピート、オイル、飲むとじわじわと芳醇に広がる、次々と扉を開けるように多彩で複雑に展開、アプリコットジャムやべっこうあめの甘味、梅ジャムの酸味、麦や熟したフルーツの強烈な旨味、強い噛みごたえを感じる凝縮したテクスチャー、武骨な印象もある、後半にパイナップルなどトロピカル要素、オイリーで長く心地良い余韻。加水でトロピカル感が露骨に強まる。

【Very Good/Excellent】

スコッチモルトウイスキーソサエティのジュラ1972-1991,31.3

香りからかなり重層的で期待が膨らみました。多彩なフルーティ,しっかりと主張する良い麦感,そしてアーシーなニュアンスや梅っぽさ,奥からはピートも見え隠れします。
飲むと膨らむような広がりとボディを感じます。濃い甘味に梅ジャムのような酸味が心地良く,旨味も濃いです。フルーツ感と麦感がそれぞれしっかり主張しつつも折り合っているような印象です。
そして,凝縮感があって噛み応えも感じました。後半から余韻にかけてはトロピカル感も出てきます。飲み初めからの変化・展開が面白く,重厚で複雑で長い余韻があり最後まで楽しめました。

昔のジュラというとトロピカル感もしっかりあるボトルがしばしばありますが,これは熟成の長すぎないカスクストレングスということもあってか,ボディも厚く麦感も他のフルーティ要素もかなりしっかりと感じられます。
あまりの面白さに久しぶりに有楽町で加水までしてみましたが,オールドのジュラ8年オフィシャルにあるようなトロピカル感ががっつり出てきて,一気に近寄りやすくなります。これも素晴らしい味わいでした。

当時のジュラの好ましい個性+αの部分が非常に多く感じられたボトルで,ちょっと感激してしまいました。
 

#アイルオブジュラ (ISLE OF JURA)

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