8年でこの味。今と何が違うんでしょうか。
グレングラント GLENGRANT 8yo GM Distillery Labels 100proof 57%
70年代流通品
武骨な強い麦感が前面、桃やアプリコット、メンソール、迫力のあるパワフルなボディ、蜂蜜を感じる濃い甘味、良い酸味、未熟感は感じない。
【Good/Very Good】
70年代詰めのGMグレングラント8年熟成。
複雑さはそれほどありませんでしたが、ネガティブな未熟感は無く、厚みのあるボディと無骨な麦感が印象的な美味しさでした。ハイプルーフのためかネガティブな経年変化も感じられませんでした。
今、スペイサイドのスタンダードな原酒と樽の8年熟成カスクストレングスといったら、ほとんどニューポットみたいな味を想像してしまいます。昔のものには8年以上のものも多く入っているんでしょうが、それだけでは納得できないほど違いがあり、麦も水も酵母も蒸留も樽も熟成環境も相当変わったんでしょうね。
当時と何が違うのかわかるのなら、それらをがっつり戻してスペシャルな原酒として作り分ける蒸留所があっても良い気がするのですが、やはり利益にならないんでしょうかね。完全に戻すのは難しくても、100%フロアモルティング麦芽の仕込みなどを試みている蒸留所はあるようですし、どのような出来になるか楽しみにしています。
#グレングラント (GLENGRANT)