コンディションも申し分なく、出会えたことに感謝です。
グレンリベット GLENLIVET 15yo GM 40%
アザミラベル 70年代流通?
香りは高貴だが枯れたようなオールドシェリー、ブドウの皮、焦がし麦、カラメル、プラム、明らかなオールドピート、やや埃っぽいアンティーク家具、レザー。
味わいはブドウ感を伴う高貴なシェリーと妖艶なセクシー、かなりの陶酔感、しみ込むような旨みと優しい甘味、度数のわりに複雑で濃い味わい、心地良い渋味、ウイスキーとしてのバランスも保たれている。
【Very Good/Excellent】
GMのスミスのリベット15年。ラベルの上下にアザミが描かれているラベルで、ボトリングは70年代ではないかとのことでした。
確かに味わいは50年代~60年代前半蒸留のものに良く感じる系統のものでした。
コンディションも良く素晴らしいボトルで、陶酔感にうっとりしてしまいました。
フルショットで長い時間をかけて楽しませていただきましたが、幸せな時間をくれるボトルでした。
ボトリングからの経年変化に関しては、ドリンカーの好み次第ですし賛否両論あるところですが、個人的にはこのボトルにおいては劣化より瓶熟と言いたい変化によって得られたと思われる好ましい成分が多いと感じます。
特に枯れたピート感やなんともいえない妖艶さは、おそらくボトリング当初にはなかったのではないかと思います。
劣化と瓶熟のせめぎあいを瓶熟が圧倒的に制したと言いたくなるこのコンディションで出会えたことに感謝です。
#グレンリベット (GLENLIVET)