コニャニャチハ・・・風の香りに秋の訪れを感じる猫バーの店主参段です。う~ん・・・黄昏。
猫バーはシングルモルトウイスキーがメインのバーですがブレンデッド等それ以外のウイスキーも好調に出ています。カクテル、ビール等もやってます。
猫バーのウイスキーでダントツを行くのはタリスカー。それらを追う白州、ラフロイグ、トーモア、ヘンリーマッケンナ・・・いずれも10本の大台をクリアしています。
とそんなウイスキー達が頑張っている中、猫バーで地味に売れ続けているウイスキー。それは角瓶です。
1937年の誕生以来変わる事の無いデザインの角瓶。それは壽屋(現サントリー)チーフデザイナー井上木它が世界中から集めた洋酒瓶の中で悩む中、壽屋創業者の鳥井信治郎が製作のヒントにくれた薩摩切り子の骨董品の亀甲紋から生まれたデザイン。
1937年の発売から71年間・・・角瓶は型を変える事無く、今に至っています。
幾多の困難を経て辿り着いた日本オリジナルのウイスキー。その秘話にご興味がある方は角瓶物語をご覧下さい。
猫バーでもハイボールのオーダーをお受けした時、銘柄のご指定が無ければ「角瓶でいいですか?」とお伺いしています。一度飲んだら、もう角のハイボールの虜。
昨夜、若旦那が角ハイを飲んで猫バーの角瓶は10本目に突入しました。
戦前から高度経済成長期を経て今も変わらず、日本の人々に憧れ愛され続けて七十余年。亀は万年・・・これからも角瓶は長い旅を続けていく事でしょう。
#日々の出来事