匠と創るウイスキーグラス
04:ロックグラス「輝々-kiki-」
キラキラと輝く凸凹の底部と、重厚感のある独創的なフォルムのロックグラス「輝々-kiki-」。このグラスを製作した松浦健司さんに、デザインの意図や狙いを伺いました。
「ウイスキーを飲むためのグラスなので、琥珀の液体が最大限美しく見えるように考えました。飲み口の面白さにもこだわっています。このグラス、底部は四角いのですが、上に向かって除々に丸く変形させています。そうすることで、飲み口に独特のカーブが生まれました。口をつける場所によって飲み心地が変わるんです。ウイスキーの味わいも…微妙に変化するので、ぜひ試してほしいですね」。
ウイスキーを注がれたグラスのまわりは、卓上に落ちる影までも、表情豊かにガラスの魅力を訴えかけてくるようです。職人暦13年の松浦さんは、菅原工芸硝子の商品開発責任者として、数々のヒットシリーズも手がけてきました。
常識にとらわれず、斬新な技法を編み出すなど、ガラスへの尽きない探究心が光る匠。
今宵はそんな匠の想いに触れて、一杯傾けてみませんか?
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