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バーで飲もう!“また二日酔い・・・”篇

これから年末年始に向けて宴会シーズンが到来しますが、思わず飲みすぎて自分の酒量限界を超えてしまい、翌日に二日酔いの苦しみで目が覚める。酒を飲む方なら1度は経験があると思います。(年中二日酔いの人もいますが・・・それって二日酔い?)
しかし、同じくらいの量を飲んで、同じように酔っているのに二日酔いの経験がない人もいます。 アルコール分解能力の差なんでしょうか? ちょっと悔しい気もしますが・・・

アルコールは胃、または小腸から吸収されて血液中に入り、肝臓で分解されてアセトアルデヒドになります。アセトアルデヒドは肝臓で水と炭酸ガスに分解されて、体外に排出されますが、このアセトアルデヒドが体内に残ったまま翌朝になって、頭痛や吐き気をもよおしまうのが二日酔いです。
基本は飲みすぎないことなんでしょうが、盛り上がっている最中に『もう自分の肝臓がアルコールを分解できないから飲まない』なんて、できるわけないですよね。(私は無理です)

では、この二日酔いをできるだけ軽減できる方法はないのでしょうか?
二日酔いの朝に「サウナに入って汗を出す」などがよいと耳にしますが、医学的には効果はないようです。
アルコールが汗として直接出るのは、血液中のアルコール量のわずか5%以下で、大半は肝臓を通過した際に酵素によって分解されます。
サウナに入ると、気分的にスカッとした気分になるだけで、逆にアルコールで拡張した血管をさらに拡張してしまい体に大変な負担がかかってしまうのです。

それから、二日酔いの時に水分を補給するためにスポーツドリンクを飲むと良いと言うのを聞きます。確かに水分の吸収は早いのでしょうが、胃に残っているアルコールまで素早く吸収されてしまうようで、逆に気分が悪くなるのは・・・私だけでしょうか?
ちなみにキンキンに冷えたフレッシュジュース、冷たいシャワー(夏限定)も二日酔いを更にひどくするようです。

あくまでもアルコールは時間をかけて肝臓で分解されるものなので、体をゆっくり休めて、水分をたくさん取って血中アルコール濃度を薄め、尿から排出しないかぎり二日酔いは解消しないようです。
二日酔いの朝は『二度と深酒はするまい』と心に誓うのですが、すぐに忘れてしまう右右脳の私です。

#バーテンダー

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