当店も例外に漏れずですが、最近のバーのバックバー(酒棚)にあるアイラモルトのコーナーにはオフィシャルボトル(蒸留所詰)よりもボトラーズ(独立瓶詰業者)のボトルが多いようです。
アイラ島にある現在稼動中の蒸留所は8蒸留所ですが、アイラモルトの人気もあってか、ボトラーズ物の数は蒸留所の数からは考えられないほどたくさんあります。
確かにボトラーズ物には魅力があります。 カスクストレングスのパワフルな味わい、熟成樽の違いによる味や香りの変化、バッティングしないシングルカスクの個性等等・・・私もボトラーズ業者の違いによる味を楽しんだりしてます。
でも、基本となるオフィシャルの味をしらなければ、ボトラーズ物との違いもわかりませんよね!?
最近のボトラーズ物のアイラは熟成年数が若くてアルコール度数の高いもの、要するに個性的でパワフルでガツーン!とくるものがアイラ好きには好まれている傾向にあります。
しかし同じような金額であれば、たまにはオフィシャルの長熟物を飲んでいただければと思います。
カリラはアイラ島の蒸留所の中では最大の規模を誇ります。
創業は1846年。カリラとはゲール語で“アイラ海峡”の意味です。
カリラの個性は強烈で、ピートとヨード香が強く、刺激を求めるアイラ好きには堪らない辛口のシングルモルトです。
◆ カリラ CAOL ILA 18年 アイラ ◆
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