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Tamdhu 1950/1973 83pr OB

tamdhu 


【速】 タムデュー Tamdhu 23yo 1950/1973  (83proof, OB, 26 2/3FL.OZS)


Purr Highland Malt Scotch
Whisky  (Highland Distillery 表記)

【ファースト】:琥珀 これは面白い  杏  ブルーベリーヨーグルト  若干ひねている
イチゴヨーグルト ミント  レアチーズケーキ    ココナッツ  アルコール感しっかり 
ドライフルーツ  マンゴー  時間と共にレモン グレープフルーツ  乳製品  コーヒー牛乳 
ミルクティー  乾いたクッキーとナッツ

【ミドル】: エッジがしっかりしていて、固い印象  酢 
複雑 

【フィニッシュ】:しっかり返る
杏の酸味  麦感  鼻抜け優先  杏  ゴマ油  オイリーさ

ヒデ麻呂氏主催の「タムデューを飲もう」提供ボトル。

ハイランドディスティラリー表記。1950/1973、オフィシャルボトルの23年熟成。

まず、何よりもタムデューは第一次世界大戦収量の10年後、1928年に操業を停止していて、再度フル稼働を再会したのは1948年7月のこと。

その2年後の蒸溜である本ボトルは、大麦に関しても丁度アーチャー種から、歴代名酒を生み出したゼファー種へ切り替わる頃生み出されたもの。

このボトルで驚いたことは、それまでテイスティングさせてもらった7種のうちに共通して感じた、乳酸感が前面に打ち出ていたことです。

まさにヨーグルト。

ボディからフィニッシュは儚いというよりは、厚みは出ないものの固さを感じ、エッジが立っている印象でした。

いわゆる抜栓から時間がたたなくてどうというよりは、周囲のアルコール感は86プルーフを上回るパワフルさを発揮していて、1970年代詰めの他と比較しても弱ったところはなく、

しっかり上面発香を維持していたことからも、只々1テクスチャと言うべき「硬いボディ」を持っていると考えるべきだと思いました。

こう考えると、果たして現代の大麦に対して2回蒸溜というものが、ボディの輪郭という観点では幸を奏しているのかどうか。

往年の加水ボトル、トワイスアップでも衰えないボディというものは、やはり大麦の品種にも大きく影響を受けているのではないか。。。

大変貴重なボトルで、期待に違わずとても意義深い1本。殿堂入り。

Tamdhu1.JPG

#タムデュー

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