【速】ロイヤルブラックラ Royal Brackla 15yo 1972/1988 (64.5%,
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【ファースト】:やや薄い琥珀 当初草っぽい印象が前面に感じられるが、次第に干した麦とシロップのような甘みが台頭 アルコール感鋭いが角が立っていない 種なしブドウ~マスカット やや燻製か焦げた麦感も
【ミドル】:ボディは膨らむ印象(+) 干した麦感がクリーミーに変化 グレープジュース 据えた感覚 粒感のあるシリアル 奥から梨の酸味
【フィニッシュ】:返りがやや優先か 鼻抜けもしっかり 辛味(++) 唐辛子 エッジが立ったフィニッシュ きめ細かいスパイス感 カモミール ミント 杏というよりはブドウ 水分豊富 甘草 高貴(+)
G&M for Intertrade
1972年蒸溜 15年熟成のロイヤルブラックラ。
ハイランダーたちが酒盛りをしているという、1度目にしたら忘れられない個性的なラベル。同デザインでは1969年蒸溜の17年熟成も存在します。
(さらに日本向け78が存在。。。するのかもしれません。。。)
ブラックラも日本ではいまだ評価の上がっていない蒸溜所ではないでしょうか。今回記事にするにあたり見かけた蒸溜所紹介でも「オフィシャルボトルを見かけない。しかしそれも必要ないのではないか。理由は推して知るべし。」という、もう涙が出そうになる紹介が;;
確かに日本国内で出回ったものが残念だったのかも知れませんが、ブレンド原酒としての役割を一番に考えていた蒸溜所は概してそういうものといいますか、本ボトルのような突き抜けたボトルも探せばあったりするものです。
ロイヤルブラックラは、ロイヤルロッホナガー、グレンユーリーロイヤルと共に「王室御用達」の勅許状を得ていますが、中でもブラックラがロイヤルの称号を得たのは1835年と最古。
当時、蒸溜所の不法操業で度々罰金を課せられていたにもかかわらず、国王ウィリアム4世がその味をとても気に入り、以降ブラックラという呼び名の他に「国王のウイスキー」と呼ばれるまでに至ります。(国王ウィリアム4世:船乗り王と渾名され、イギリス歴代君主の中で初めてアメリカ・カナダ訪問経験のある人物)
1850年代(1852年?)世界初のブレンデッドウイスキーを考案、発売(「Old
Vatted
Glenlivet」)したアンドリュー・アッシャー氏は、ブラックラの経営に参画しており、同モルトも原酒として使用されたと見られています。
#グレンリベットについてはアッシャー氏は販売代理店を営んでおり、当時のグレンリベットは大人気で高価、入手困難である割に、樽ごとの味のばらつきがあり、よく客から残念がられることがあったため、品質の安定しているブレンドの必要性に気づいたと。。。
現在はバカルディ傘下のJohn
Dewer &
Sons社の所有。デュワーズホワイトラベルの原酒は、アバフェルディをメインに、オード・ロイヤルブラックラ・クレイゲラヒ・オルトモア。
1966年に自前のモルティングを終了。
1985年操業中止。1991年に操業再開。
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#ロイヤルブラックラ