【速】ボウモア Bowmore Islay 35yo 1966 (43.7%, Kingsbury, 291/300 Bts.) 70CL ケルティック
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【ファースト】:琥珀 南国感炸裂 マンゴー パパイア パイナップル グレープフルーツ レモン ミント ややリンゴ・梨の酸味も イチジク とてもフルーティー これは素晴らしい 時間と共に発酵した要素 甘酒 酒粕 煙感は穏やか 麦感はバニラコーティング 複雑かつ凝縮された南国感 やさしい枯れた木材感 まさに神が宿っています
【ミドル】:ボディは瞬発的に広がる 南国感 マンゴー パパイア やや粒感があって透明感~オレンジの甘み 時間と共にナッツ グレープフルーツ レモン 甘草 しっかりと磯の要素は海藻か
【フィニッシュ】:鼻抜け、返り共に抜群 風味は濃厚なマンゴー~レモン、オレンジ、グレープフルーツまで 余韻が長い スパイシーさは抑えめ マーマレード ジャムのような粘性 後半はオレンジ~ナツミカン これは奇跡としかいいようがないでしょう やはりナッティー(アーモンド 落花生の皮) かすかに燻製感も(ハム?のような肉のフレーバー)
私の人生を変えた一本です。(良かったのでしょうか;;)
仙台のとあるバーで出会った瞬間にあまりにも濃厚な個性に打ち抜かれ、すぐに仙台モルト界の有名人S谷さんに連絡して探し出してもらい入手出来ました。
当時1万6~7千円!!だった気がします。
「南国感」の優劣で言えば1966がやはり一番なんでしょうね。煙感、燻製感との相互関係なんかも評価していくとOBにいいものもありますが、カスクストレングスならではの潔さでいうと圧倒的に本ボトルが上。。。私の歴史の中でもトップ3にいつも存在しています。
その当時の飲み始めの時の新鮮な感動がそうさせてくれているのでしょう。確固たる素晴らしい記憶に昇華されているんだと思います。
ところで、このケルティックラベルは発売当時ダンカンテイラーよりも先にリリースされていました。
樽はダンカンテイラー社の所有だったなんて噂があり(おそらく本当だと思います)、後発のピアレスはカスクナンバーが違うのですから味が違って当たり前なのですが、あまりシングルモルトが盛り上がり始めて間もないためにその違いが物議を醸したものでした。みんなケルティックの方が先に出たので記憶が美化されていたんでしょうね。
今ではそれがピアレスフレーバーなどと言われて付加価値になっている様子もあるのですから不思議なものです。
たしかにその感覚でいうと本ボトルは瓶詰めはピアレスとは別工場だったんでしょうかね。。。
間違いなく私にとっての神ボトル。100点満点です。参りました;;
#ボウモア