【87A】 Ph87 AWARD 2009 公開!
本年リリースのボトルの中から、当サイトが特に印象的だったボトルを発表したいと思います。
本賞は決してブラインドではなく、ラベルや情報を知りながらテイスティングしたもので、ごくごく一般的な環境下(購入・BAR)で出会ったボトルを評価したものです。
また初回である本年は厳密な順位方式を取らず、また選抜枠数を限定せず、順次公開させていただく形といたします。
(公開順が順位ということはありません。全てが優秀賞です。価格も考慮に含むこととします。)
【87A】 CAOL ILA 26YO 1982 54,5% 700ml BBR
for La Maison
Du
Whisky
CAOL ILA 26YO 1982 54,5% 700ml BBR for |
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蒸留所名 |
CAOL ILA
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カリラ
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オフィシャル(OB)/ボトラーズ/インポーター |
BBR for La Maison Du Whisky
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ビンテージ |
26年 (ボトリングは2008年) |
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流通年 |
2009年 |
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度数/内容量/カスクナンバー |
54.5% 70CL カスクナンバー6502
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ボトル形状 ボトル色 ボトル残量 |
トール瓶 透明 70% & |
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総合点数 |
97(SGP:767) S SGP各最大値は9 |
90-00年代初期 OB マッカラン12年 43°を80点とする
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ストック/BAR |
BAR & ストック |
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テイスティング者体調/当日摂取アルコール |
良好/モルト2杯目 |
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ファースト |
ヨード感 麦感 サラミ 生ハム 燻製 煙 酸味は梅 ビーフジャーキー カツオブシ おがくず プラスティックのヒント 時間と共に明確なグレープフルーツ なめし革
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9
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ミドル |
ボディが硬く輪郭抜群 上方面に広がってくる 時間と共に厚みが増す 麦感 これはすばらしい 時間と共にグレープフルーツ レモン フェノール感と酸味の共存 塩塩
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10
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フィニッシュ |
鼻抜け優先 返りもすばらしい 麦感 ヨード感 ドライな切れ上がり エッジが立っている ややスパイシー(コショウ トウガラシ) 時間が経つとフィニッシュと共に返ってくるオレンジ パイナップル レモン が層状に 塩塩塩 |
10
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エクストラ(その他) | 久々に卒倒し、時間を止めたカリラ。時間をかけずさっと飲んだときには、それは輪郭の立った鋭いボディとヨード感、すばらしい切れ味のカリラらしいカリラが登場する。ただこのボトルの凄さは一旦アルコール感が弱まったときからの南国感・フルーツ感の台頭にある。 カリラといえば厚さ(いくつかのボトルには強烈に分厚く麦感濃厚なものも)というよりは明確なエッジを持ったボディと、切れ上がり鼻抜けていくフィニッシュが持ち味であるが、本ボトルはこのフィニッシュ部分の底辺にオレンジやレモンの果実感が付いてくる。レイヤー状にやや分離をしていて、それぞれ意識することで感じ分けることが可能。まさにオーロラ色のナイフだ。残り香はたしかにマスタードと取れなくはない。この果実感がさらに濃厚に発展し、芳香し、それを隠すような乳酸感が出なければ、最強のアイラモルトの完成だろう。カリラ好きが多いというディアジオの手腕に期待したい。 現在出会うチャンスは多いと思われるので、さっと飲む1杯、時間をかけて楽しむ1杯と何度かテイスティングをお勧めしたい。 近年リリースの中で(私が知りうる限り)最高ランクのカリラ。同ビンテージでメゾン向けではない加水タイプ46%も存在する。 |
10
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加水 |
加水せず
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ボディのエッジ、重層的なフレーバーがとても印象的。ミルフィーユカリラ。
メゾンのブランド力、リーズナブルな価格設定に感嘆! |
#87A 2009