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CPAP

【究極の睡眠:CPAP】

CPAP 

しばらくぶりですみません。前回の日本ベッド「シルキーポケット」に続いて、私が利用している「究極の睡眠を得るための」方法をご紹介します。

広告ではありませんので難しいことは省きますが、この装置は、寝ている間に理想的な呼吸をキープさせてくれるものです。
 

人工呼吸器用のマスク(一般に想像されるよりもはるかに快適な仕様です)をつなげるのですが、酸素ボンベをつなぐわけではありません。

ごくごく普通のといいますか、室内に存在する空気を簡単なフィルターを通して送り込みます。

しかしながら、もちろん恩恵はありまして、「自分が吐いた空気の圧力を測定して、理想的な圧力で空気を送り込んでくれる」のです。装着者の呼吸が弱いときは圧力をかけて気道が広がるように送り込んでくれます。

体格に関係なく、寝ている姿勢では昼間の生活よりも呼吸がしにくくなるのはしょうがないことです。それをCPAPがコントロールしてくれます。

いいことばかりで副作用はないのか? メリット、デメリットをご紹介します。

メリット

  • すぐに治療を開始できる(容易)。
  • CPAP治療を開始したその日から効果がある(即効性
  • 安全である、副作用が少ない(安全性
  • 睡眠中の無呼吸をほぼ完全に防げる。治療効果が実証されている(自覚症状の改善、血圧の低下、交通事故の抑制、生存率の改善等)(有効性

デメリット

  • 症状を取るだけの対症療法であり、連夜CPAPの器械を付ける必要がある
  • 途中で治療を中断してしまう人がいる

主な副作用: あまり重大なものはありません

  • 鼻閉、鼻出血、鼻汁
  • 口腔内の乾燥
  • 眼の乾燥や充血
  • 皮膚の発赤、痛み、ひどいときは潰瘍
  • 腹の膨れる感じ(空気が消化管に入るため)
  • マスク内の結露(冬場)

使いやすいマスクを適切に使用することがとても大切です。

なんとなくお分かりだと思いますが、もともとこの装置は「睡眠時無呼吸症候群」の治療に保険適用になる医療機器です。しかしながらそれだけのための装置にしておくのはもったいない完成度と安全性です。無呼吸にならない通常よりもちょっと乱れた程度の呼吸でも丁寧に補正してくれるのです。

さてここからちょっと大事なのですが、欧米でかなりメジャーなこの装置がなぜ日本では普及していないのか。。。

生命保険の影響が大きいと思われます。本当に睡眠時無呼吸症候群であれば、死亡リスクがあるので、生命保険に加入するときにはどこの保険会社でも事前に告知しないといけない内容に抵触してきます。加入を断られることも。。。ですので日本国内ではそのあたりを踏まえて本当に治療を選択した方にしか知られていないのです。身近にもっと使っている人がいれば口コミも起こるでしょうが、ほとんど知られない存在ではないでしょうか。

ここからは私の個人的な感想なのですが、睡眠時無呼吸症候群は一度モニタリングしたことはありますが、私は該当しませんでした。

でも開業してハードな毎日だった私はどうしてもCPAPを試してみたくなり、事前に調査をした上インターネット通販で購入してしまいました。

もし買われるのでしたら、オート圧のものにしてください。固定圧を自前でセットするのは危険です。


自動調節だからこそ睡眠時無呼吸でなくても、熟睡と疲労回復目的で使っても効果を得られるわけですしね。

私が使っているのはREMstar®Auto M Series with
A-Flex™です。

A-Flexはそのままだと乾燥していたり冷たい空気のシーズンを快適に過ごすために、適度に暖かく湿気を保ってくれる装置です。(調節可能)

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通常の使い方はとても簡単。マスクを接続して、中央のボタンを押すだけです。コンセントも問題なく日本で使えます。

さて使っている感想ですが、かなりいいです。もう1年ほどになりますがマスク装着状態にも慣れましたし、不都合は1度もありません。

寝つきがすごく良くなりますし、特に酔って寝るときには気道が狭くなる方向ですが、安心して睡眠することが出来ます。そして十分かつ自然な濃度の酸素(酸素は多すぎても問題です)を取り込めますので、寝起きもまたすこぶる良くなりました。日本ベッドのマットレスのおかげで体もまったく痛くならないですので、私の生活は本当に変わりました。CPAPで送り込む空気をきれいに保つために空気清浄機やプラズマクラスターなど有害物質を不活化するような機械の設置もいいと思います。

ネット通販など個人購入の場合は自己責任にはなりますが、お調べになってみても損はないんじゃないでしょうか。痴呆の原因のひとつに睡眠時の低酸素状態が寄与しているとの報告もありますし、そういった観点からももっと利用されてしかるべき装置だと思います。

#87日記

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