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ローズバンク 15y 70年代流通 ゼニス 61度





 

 

Brand: Rosebank – 15 years old
Bottlers: Distillery
Category: Whisky – Malt
Country: Lowland
Volume: 61 Vol.
Capacity: 75 Cl.

Description: Zenith import – Clear glass – White label printed in red & black, age printed in big character

蒸留所名
ROSEBANK
ローズバンク
オフィシャル(OB)/ボトラーズ/インポーター

OB (ディスティラーズ・エージェンシー for  ゼニスインポート)

ビンテージ
15年 
流通年

1975年頃  2400本限定

度数/内容量/カスクナンバー
61%  75cl  ボトルナンバー:2238
ボトル形状 ボトル色 ボトル残量
トール瓶 透明 60%
 

総合点数 
99+α(示唆に富む)(SGP:652)

S for the Sweet/Fruity scale (honey, fruits, candy, raisins, vanilla, flowers…)
G for the Grainy/Grassy scale (porridge, yeast, grass, malt, wax, beer…)
P for the Phenolic/Smoky scale (farm, peat, sea, tar, spices, liquorice, meat…)

SGP各最大値は9

90-00年代初期 OB マッカラン12年 43°を80点とする
ストック/BAR
BAR
テイスティング者体調/当日摂取アルコール

普通/モルト5杯目

ファースト
うすい琥珀 わた菓子 カモミール ミント メープルシロップ
9
ミドル
甘みが先立つ ボディ厚くはないがしっかりとした輪郭 時間と共にホワイトチョコレート
10
フィニッシュ

しっかり鼻抜け 返りも怒涛 ドライ やや焦げた砂糖 甘み先立つ 木材 小粒な塩

10
エクストラ(その他)

コメントアップは2回目。前回はストックであったが、今回はBARで。しっかりとした甘みが出て状態最高の1本だった。 まさにローランドの王女にふさわしい。このボトルも開けたてよりはしばらく飲み進んだほうが甘みが増し、フィニッシュが怒涛のように湧き上がってくる。

やはりスプリングバンクと比較すると蒸留回数が半回変わるというのはさほどの違いはないなと実感する。2回以上の蒸留によりボディは輪郭がくっきりして万人にわかりやすく、それはそれで生真面目な印象を与えながらも、反転的イメージともいえる「花のような、蜜のような」上品な甘い香りとフレーバーをも共に備えている。これは50-60年代の良質な大麦と酵母、樽に恵まれたことによる奇跡であろう。あえていうなら香りの濃度とボディの厚さが2回と3回蒸留では後者の方がライトといえるのかもしれない。そう考えると2回半蒸留のバランスに早くから気がつき、手間はかかっても孤高に挑戦し続けるスプリングバンクの才知と勤勉さにも感嘆を禁じえない。

いずれにしてもこのローズバンク、現代においても多くの示唆を与える至極のボトルだ。所有者の港湾会社にあっては早期再開への協力が期待されるし、他の蒸留所にあっても「モルトの未来」へのキーワードがここにある。1回目の記事はこちら

10+α
加水
加水せず

#ローズバンク

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