ウイスキー評論家でもあり、ビール評論家でもあるマイケルジャクソン氏が亡くなりました
マイケルジャクソン、というと、あの方を思い浮かべる方も多いかと思いますが、別人です。
マイケルは、ウイスキーコンパニオンや、ウイスキーエンサイクロペディアなど、ウイスキーに関わる名著を数々執筆しており、ウイスキー界では絶対の名前です
かなりの頑固者というイメージが強く、実際に日本のウイスキーはけなされ続けてきましたが、山崎の原酒を飲んだときに大ハシャギで感激したそうです
世界一ウイスキーを愛していた人でしょう
毎日ウイスキーの研究に追われていた私の頭の中では、次第にウイスキーは化学式や樽成分、歴史製法が詰まっただけのただのアルコールになっていました。
しかし「ウイスキーエンサイクロペディア」を読み、彼のロマンティックでジプシーな表現に感激し、ウイスキーを楽しむということを思い出すことが出来たのです
「CLANNAD」はゲール語で「人類みな家族」の意味です
決して馴れ合いでなく、何十年後に世界中の誰が飲むかわからないウイスキーをこだわりを持って作ってくれる蒸留所の職人さんのように、見えない繋がりや信頼を大切にしたいと思ってつけた名前です
顔も性格も何もわからない人が多いかと思いますが、65歳という若さで逝ってしまったカリスマに、一秒だけでも黙祷して頂けませんか。
心からご冥福をお祈りします
今日は追悼の意を込めて、彼の愛したスプリングバンクを飲もうと思います
#日記