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テイスティング・セミナーのレポート

昨日のテイスティングセミナーにはたくさんの方にご参加を頂きまして誠に有り難うございました。

少しだけ今回のセミナーに使いましたペアリングのお話をさせて頂きます。

INVERGODON 1988 26年 × 甘々娘(とうもろこし)

効果:グレーン・ウイスキーに使われているトウモロコシを食べて頂く事によりグレーン特有のハーブの様な香りを消して、ウイスキーの甘味をさらに高めてくれます。

IMPERIAL 1995 ゴードン&マックファイル × 杏仁豆腐 あんずのコンポートをのせて

効果:インペリアルの持つフルーティーな味わいをあんずの酸味がさらに押し出し、このインペリアルに少しだけ余韻として残る苦みを杏仁豆腐を食べた跡の柔らかいナッティな甘味が膨らみのある余韻に変えてくれます。

IMPERIAL 1995 パール・デ・サンジュ  × 桃のコンポート オリーブリーフのほうじ茶で作ったジェラート

効果:こちらの、インペリアルはもつ桃やパパイヤ等の南国系の味わいで、単体でも素晴らしい味わいなのですが少しだけ樽由来のウッディ感とスパイシーな苦みを感じましたので、桃のコンポートの甘味と苦みが強くさせたオリーブリーフで作られた牧ノ原のほうじ茶でジェラートを作りました。これは、同じ方向性のある味わいを同じ方向性の味わいで相殺をさせて良い部分だけを残し、舌で感じさせるという手法をとりました。
こちらが一番、わかりやすかったのではないかと思います。

IMPERIAL 1990 ハンターレイン オールド&レア × 青梅のグラニテ

効果:少し青梅のグラニテが美味く固まらなくて申し訳無かったのですが、こちらのインペリアルはそのままでも本当に美味しいのです。ですがあえてさらに味わいを活かす為に少しだけ気になったウッディさとアルコール感。何となく青梅に近いようなフレーバーを読み取り冷たさで舌を休ませる形をあまり咀嚼をあまりさせないアクションでご用意致しました。これによりボディが厚くなりつつも爽やかに良い余韻だけが残ってくれるという表現が出来ました。

という感じで、今回は暑かったという事もあり、冷たいデザート攻めでご用意させて頂きましたが、皆様に大変に御好評を頂いたので嬉しく感じております。

次回は「J」 みなさまにアンケートを取りましたらやはり「JURA」が良いという事でしたのでそれで行こうと思います!

是非ご参加くださいませ!

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