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BARのかたちは、様々

ここ最近、どうも当店は高いお酒ばかり置いてあるお店と思われがちで気軽に立ち寄ることの出来ないお店になっているような気がしております・・・。

実は、結構お安いものもご用意してあるのですが珍しいボトルがブログに上がっているせいかそんな風にもとられてしまっているようです。

そういうつもりはないんですがね・・・別に普通にスタンダートな物をお飲みいただいて楽しんでいただいてもなんら問題はないのですが・・・。

まぁそれも当店の色なんでしょうけど。

最近お客様に「ここはウィスキーがメインなんでしょ?」と聞かれることが多いのですが、確かにスコッチ文化研究所の静岡支部の代表を勤めさせていただいている訳ですからね。

発信場所になれる様に努めておりますからその通りだとも言えるのですが。

他のモルトを中心としていらっしゃるBARと比べれば、品質を保持するためにもあまり開栓しているボトルも少ないですし、そんなにレアなお酒は置いていないので・・・・

とても「モルト・バー」とは言えないと思うのですが・・・。(もちろん情熱は、負けませんけどね(笑))

それでも私にとっては自分が作り出す「カクテル」がメインだと思っておりますし、その研鑽はしているつもりです。

ではなぜそういう少しお高いボトルも置くのか?と申しますと。

珍しいボトルや、噂の銘酒、貴重なお酒をご紹介することも「自分の使命」とも思っているからなのです。

何よりもそれを飲んだ時、お客様の顔がほころぶ「笑顔」が見れて、その味わいをお客様と一緒に分かち合うのが自分にとっては一番楽しいからなんですよね。

それを囲み、モルト談義をするのも、他愛のない話をするのもBARのカウンターにとっては、それも「花」であると思うのです。

何を飲むかは、お客様の自由です

私が考えるBAR NO’AGEは「サード・プレイス」であることに変わりはありません。

その「サード・プレイス」の使い方は様々だと思います。

その方にあった時間の使い方を、思い思いにご利用いただければいいのだと思います。

先日、とある雑誌の取材をしていただきましたが「こだわりはなんですか?」と聞かれました。

昔でしたら「こだわり」は、洋酒がうん百種類以上あるとか無農薬のフルーツを産直でご提供するとかと言っていたんでしょうけど、今の自分にとっての「こだわり」はBAR NO’AGEという「特別な空間と時間を演出」することなんです。

ですから、少し皆様にご協力をお願いすることもあるのかもしれません。

こういう考え方になってきたのも、ある意味バー・テンダーとして年を重ねてきたせいなのかもしれません。

でもまぁ、それでも美味しそうなお酒や素材があったら、食いついてしまうのは「性格」なんで品揃えは今までどおりなんですがね(笑)

こだわってるかなぁ・・・?

#バーテンダーの独り言

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