最近ピートを使った料理があるらしい?という事を耳にしておりまして、昔取った杵柄君としては興味が沸かないわけが無いでしょう!
とそんなこんなをしておりましたら、とある業者さんから連絡が?!
スコットランドのピートを販売している物なんですが・・・。
これは、運命的な出会いですね。
早速注文をさせていただきました。
箱の中身はこんな感じ。
ほとんど土?というかこれがスコットランドのピートなんだ~と思わず鼻を近づけましたがあまり香りは感じられず、そんじゃぁ燻してみましょうってな感じで、火をつけると・・・!!?
アイラ系のモルトが苦手なかみさんからは、「ARDBEGのプールで溺れている感じがする!!」
と言って避難しておりました。
当の僕は、うん!面白い!と言う感じで早速、ビーフジャーキーもこれで燻製することに。
面白いです! 更にウィスキーとの相性がよくなってきた感じがしますね。
そして、本日このピートの個性を生かしこんな物を作ってみました。
帆立貝柱のスコティッシュ・スモーク
本日出来たばかりです!
今回は量が少ないので、売り切れ御免です!
また仕込んでおきますが、他にも色々と作っていこうと思いますので、是非皆様お試しくださいませ!
ちなみにピートとは?
http://link.brightcove.co.jp/services/player/bcpid18210558001?bctid=bunnahabhain_history
永年にわたって形成されたピート湿原はスコットランドの代表的な景観の一つ。この下に眠るピート層の厚さは数十cmから数mにもなる。
樹木がなく、どこまでも広がる荒涼としたピート湿原 (Peat Bog)はスコットランドの代表的な景観の一つだが、このような湿原の多くが比較的近年の今から数千年以降に形成されたと考えられている。約10万年続いていた最後の氷河期が終わり、現在我々が住んでいる間氷期が訪れたのは約1万年前である。厚い氷のシートに覆われていたスコットランドでも氷河が去り大地が姿を現した。その後数千年間は現在よりも温暖な気候が続いたので樹木が生育し、スコットランドの50-60%は白樺、樫、楡、松などの樹木に覆われた壮大な森林であった。その後この森林は急速に失われてしまい、現在の自然林面積は1-2%程度にすぎないが、こうなった理由は(1)気候の低温化、(2)人による破壊、(3)アイスランドの火山爆発による酸性雨と考えられている。一度樹木が失われると土地は痩せ、冷たい雨と湿潤な条件に生育したのはコケ類、ワタスゲ、葦等とその上に生えたヒース等。これらが年々堆積して行き、空気に触れない条件下でゆっくり分解し炭化したものがピートである。ピート層の厚さは数十cmから数m、生成速度は100年で数cm程度と推定されているので、地表から2-3m下のピートは4-5千年前に生育していた植物のものだ。
ピートはL字型の鍬で地中から切り取るようにして掘り出される。掘り出したあとに鍬の形が残っているのが分かる。
スコットランドやアイルランドではピートは長年家庭で、又ウイスキーをつくる時の燃料として利用されてきた。まず、春から夏にかけて地中のピートを掘り出す。長さが1m程、L字型をした鍬でピートを切り出すが、切り出されたピートは黒褐色で80%以上の水分を含み、一見水羊羹の化け物のような様相である。これを地表に広げ数ヶ月乾燥すると水分が半減し燃料として使用できるようになる。 (資料参照)
#酒の友