大変お待たせいたしました!!!
ARDBEG 21年 コミッティー 2001年ボトリングの商品です。
ブラウンラベルのARDBEGは、この他にも「ハンドライティングラベル」としてシェリーカスクのものなどの限定品が
発売されていました。
私も以前このボトルを3・4本ARDBEGのコミッティーサイトから購入したことを記憶しております。
日本に入ってきたときにとても高いお値段で取引をされていて、当時で40000円位だったような気がします。
原酒は、いまや貴重となった70年代蒸留のARDBEG。
この味わいは、忘れることは出来ない味になることでしょう。
Q:なぜ?ARDBEGの70年代が貴重になったのか?
アードベッグ – ARDBEG
アードベッグとはゲール語で「小さな丘」、あるいは「小さな岬」を意味する。
アードベッグの歴史
蒸留所が正式にオープンしたのは 1815 年。
しかし、それ以前から周辺では密造酒が盛んに造られていたという。
そのため 1794 年スタートとする説もある
創業者はジョン・マクドーガルで、その後 150 年近く同家がアードベッグの経営に携わってきました。
1979 年からハイラム・ウォーカーが所有。
その際フロアモルティング部門は永久に閉鎖され、これがアードベッグの伝統の風味にどう影響するのか懸念する声も多数あった。
というのはアードベッグのキルン(麦芽乾燥塔)には、通常付いている換気装置がなく、麦芽は充満するピートの煙で燻され極端に煙臭いモルトに仕上がるのです。
あまりの煙臭さにブレンダーから敬遠され、それがフロアモルティングもやめる原因になったともいう。
1980 年代、ウイスキー不況の波が押し寄せ、1982 年アードベッグ蒸留所は閉鎖に追い込まれました。
1990 年代初めには間欠的に操業されることもあったが、すぐに荒廃状態に陥った。
ところが 1997 年、グレンモーレンジ社がアードベッグ蒸留所を 700 万ポンド(約 15 億円)で買収したのだ。
ただし、1998 年から 2 連のモルトキルンの改装が始まり、フロアモルティング再開かと期待されたのですが、
ショップとカフェへ改装する作業でであり、フロアモルティングは再開されそうにないようです。
お客様の中ではこちらのカフェに行かれて大変料理が美味しかったようです。
現在、アードベッグの所有者は“ルイ・ヴィトン・モエ・ヘネシー”。
グレンモーレンジが所有していた、グレンマレイ , アードベッグとともに 2004 年買収された。
また余談として、ごく最近グレンマレイは売却されたが、これは、グレンモーレンジとアードベッグに投資を集中させるためといわれています。
この歴史を見るように、ARDBEGの70年代の物は伝統的なフロアモルティングをされた麦芽を使ったウィスキーなのです。
だからこそ今の価格高騰にもうなずける面もあります。
もちろんもっと昔のものであればあるほど、この特徴的なキルンから得るピートの香りはいかほどのものだったのか?
想像するだけでも顔がにやけてしまいます。
もう今後飲む機会は、限りなく少なくなってしまうことでしょう。
大切に皆様お飲みくださいませ。
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