今朝の新聞にこんなことが記事になっていました。
「日本製ウィスキー脚光」
このタイトルを見たときに、少し嬉しく感じました。
記事の内容はこんな感じです。
ニッカウヰスキー「竹鶴」やサントリー「山崎」など日本製ウイスキーが国際的なコンテストで相次ぎ高い評価を受け、海外での販売量を大きく伸ばしている。
不振が続いていた国内市場も下げ止まりの傾向が出ており、両メーカーは需要の掘り起こしを狙う。
ニッカの2008年の輸出は欧州を中心に好調で、前年比43%増の2万2千ケース、サントリーも12%増の9万1千ケース、そのうち山崎は80%増の1万8千ケースに拡大した。
「竹鶴21年ピュアモルト」は今年4月、英専門誌主催コンテストで最高賞を受賞。「山崎12年」「山崎18年」も3月、米専門誌主催のコンテストで最優秀金賞を受賞した。
石炭の熱を使った蒸留など本場スコットランドの製法を残しつつ、日本独自の技術を加えた点が評価されたようだ。
静岡新聞様記事抜粋
このように、近年の日本製ウイスキーの評価は海外では大変に高くなってきておりまして今では、海外オークション等でも日本製の限定商品を求めている傾向が見られています。
また日本国内でもウイスキーは親父くさいというイメージから、サントリー様の広告によるイメージ回復も以前より力の入れ方が違い、昨年静岡で開催されたサントリーウィスキーフェスタでの盛況振りにもそれを裏づけする所もあります。
「ウイスキーはお洒落な飲み物」
こんな風に若者達に伝わっていくのではないでしょうか?
ウイスキーを飲む姿は、僕たちの時代ではとても格好良くて仕事が出来るイメージ。
また、それをBARを活用して飲める男や淑女達はそのイメージが倍増した物です。
そうBARは憧れの存在だったのです。
あの重厚な扉を開ける日はいつだろうか?そんな風に考えていた頃もありました。
今は、よくBARのキャッチフレーズに「気軽に」だとか「肩肘を張らず」とか多いですよね?
昔は僕もそんな風に使ってきました。
ですが、BARは肩肘を突くのも気軽なのもその人自身の気持ちの中での話しであり、決してなんでもありということではありません。
確かに日本のBARにしかない文化と言われればその通りでしょう。
ですが私達は日本に住んでいるのですから、それを尊重するのはとても大切なことなのではないでしょうか?
こういった記事が、出てきたことにとても嬉しく思います。
これからのウイスキー文化が、徐々に変わっていくのではないかと期待が出来る記事だと感じました。
#バーテンダーの独り言