MENU

FLAMENCO DINNER SHOWその2

つづきです。

会場内が暗くなり、まず登場したのはギタリストの「カルロス・パルド」氏とカンテ(歌い手)の「クーロ・バルデパーニャス」氏

カルロス・パルド氏は、マドリード生まれで正統派の現代的なリズム感を併せ持つギタリストとして、数多くのスペイン各地の重要なフラメンコ・フェスティバル等にゲストとして出演。日本でも数多くの代表的なアーティスト達と共演をし、高い音楽性と美しい音色で確実に日本のファンを獲得している。

クーロ・バルデペーニャス氏は、12歳からその美声を認められ、著名な踊り手トーマス・デマドリード専属化歌手としてデビュー。
ドラマティックな声と音楽への真摯な態度は各地でのフェスティバルやコンサート等で多くのファンを掴んでいる。

このお二人の共演がはじまり、まずギターの魅惑的な音色が会場内に響き、合いの手からクーロ・バルデペーニャス氏の美声が会場内を大きくため息をつかせた。

心に響く歌声とはこのことでしょう。

そして、スポットライトを浴びて登場したのは、今回のメイン・バイラオーラのマリアさん。

その表情は、鬼気迫る勢いの中に情熱を感じされるものがあり見るものを圧倒させ、また吸い込まれるような眼。

会場は、その踊りに魅了され静まり返る。

~フラメンコは、アンダルシア地方でジプシーから生まれ、人生の喜怒哀楽を歌やギター、踊りで表現をする。
その感情は、腕、手、頭、視線までもが深い感情を表現している~とパンフレットに書かれていましたが、まさにMARIAさんの踊りはそれを忠実に表現をしていて、感動を隠す事ができませんでした。

指先や、靴音からすべての動きが何かを表している・・・。
初心者の僕でも何かわからないが、そんな感じにもさせてしまう。

そんな素晴らしい踊りと歌、ギターの中で「ハレオ」という独特の掛け声があるのですが、とてもそんな余裕も無く、ただただMARIAさんの踊りに圧倒されてしまったのです。

こんなに素敵なフラメンコを観ることができ、またそんな素敵なショーの中で、ベネンシアをすることが出来るなんて本当にいい体験をさせていただくことが出来ました。

そして、関係者スタッフの方々もお疲れ様でした。

(写真は、肖像権の関係もあり撮影負荷でしたのでございません。ご了承くださいませ。)

フラメンコアカデミー estudio Maria

la Roche

#バーテンダーの独り言

この記事を書いた人

前の記事
次の記事