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白州蒸留所見学その③

さて今度は熟成庫です。

白州はラック式の熟成庫のようです。

高く積み上げられた樽が印象的でした。

樽の位置によって熟成が変わるのは皆様もご承知かと思いますが、上段に行けば行くほど熟成が早くなり、下段に行けば熟成が遅くなります。

これは、湿度や熟成庫内の温度による高低差の違いによる現象です。

ちなみに、熟成庫は他にもダンネージ式・パラタイズ式とあります。

ダンネージ式は、伝統的な熟成庫のことで、土の床に直接木のレールを敷き、その上に樽を並べられます。
一般的には3段までしか詰まれません。今でもほとんどのスコッチの蒸留所では今でもこのダンネージ・ウェア・ハウスを使われている。ちなみに余市蒸留所ではこちらを使用しておりました。

パラタイズ式は、ラック式のタイプになりますが樽を縦に置きます。
そうすることで狭いスパースで熟成させることができ、また樽の移動も容易です。
また、熟成もオーク材との接触面が大きくなるという点から熟成が早くなるという利点もあるが、反対に液漏れもしやすい欠点もあります。代表的には、アイルランドのクーリー蒸留所がこれを使用しております。

写真の樽の鏡版には「オーナーズカスク」と書かれていました。

何でも安くて1樽100万円以上だとか?

今までの中ではミズナラウッドでの熟成の物が3000万だったそうです。ひぇぇぇぇぇ!

ちなみに今度、スコッチ文化研究所浜松支部と横浜支部の合同企画でカスク・オブ・山崎を購入しボトリングされるそうです。

もちろん世話人の私も購入の予約はしております。

皆様のお口に入るのをお待ちしていてくださいね♪

その後にも今度は白州、山崎の核の原酒とのマリアージュをさせていただくことができました。

なかなか面白い組み合わせでしたよ♪
これはまたお店に来られたときにお話いたしましょうかね♪

さて、そんなこんなで朝から一睡もせずバスに揺られながらもこの白州蒸留所見学にとても楽しみにしていた私にとってこの日はとても有意義なものとなりました。

・・・・が!この日はお仕事・・・。う~んいささか眠い。

最後に今回ご協力ご尽力を頂きました、サントリー㈱の皆々様、白州蒸留所のスタッフの皆様。そして、NBA静岡支部の皆様本当に有難うございました。

#バーテンダーの独り言

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