冷凍庫からカレーが無くなって数日が過ぎた。
冷凍カレーは、緊急食料として無くてはならないものである。
御飯があればカレーライスにするが、なくても乾麺を戻してカレーうどん、スパゲッティーをゆがいてカレースパ、パンを使ってカレーパングラタンなど、とても便利な保存食なのだ。
そこで今日こそは”カレーを仕込むのだ”と決めていた。
朝9時に起床。朝の一連の作業を済ました後、いよいよ台所に向かう。
これで7時間、本格的にカレーと取り組む事が出来るのだ。
赤ワインと、トマトジュースと、昆布と鰹で取った出汁を寸胴にドバドバと投入するところから始まった。
そこへ、凍った状態のデミグラスソース(いちから自分で作ったもの)を加えて火を入れる。
タマネギ・ニンジン・ジャガイモ・ナスを適当なサイズに切る。煮立つ前に手早く作業していく。
細切れにした材料を塩胡椒だけで炒め、次から次に寸胴に移していく。寸胴一杯になるのはいつものこと。
ニンニクは皮をむいて、包丁の腹で押しつぶし、数片を放り込む。
ローレルは3枚。
ジンジャーはチューブで我慢する。
リンゴは薄切りでそのまま鍋に。
ブーケガルニは忘れてはならない。
現在はこれだけがゴトゴト寸胴の中で、いいスープを作り上げている。
30分に一回灰汁を取るのが仕事である。
ということで、ブログをアップしている。
慌ててメインのビーフを放り込んではいけないのだ。
あと1時間ほどして、まずは切り落としを炒めて投入。
2時間ほどまたゴトゴト。
ここで、シチュー用の肉を炒めて投入するのだ。
最後の仕上げは、ルーの投入である。
タマネギと小麦粉を炒めカレー粉を始めスパイスをこの中で混ぜ合わせ、ルーを作るのだ。
前回に作りすぎたルーが冷凍庫で眠っているので、こいつも起こしてやらねば。
醤油とウスターソースを隠し味に使って、今晩一晩お休みいただくと、明日にはカレーの出来上がりである。
これくらい真面目に店の仕込みもした方がいいのだろうな。
でもモルトウイスキーを注ぐだけの店の仕込みって何?
#フード