昨日は家が碁会所になる日で、私を含め5人が集まった。
勝ち負けは別にして、楽しいひとときを過ごした。
酒の飲める碁会所は、滅多にない。酒を飲みながら、和気藹々と碁を楽しむのだ。
碁盤が無く会話だけを聞いていると、非常に恐ろしい言葉が飛び交っている。
殺すだの、死ぬだの、締め付けるだの、逃げ出すだの、といった台詞がポンポン飛び出すのだ。
プロの碁のように、たまに声が聞こえる程度の物ではない。碁に負けても口では負けるな、ぐらいの勢いである。
だいたいテーブルゲームというのは、誰かが勝ち誰かが負けることになっている。
碁というのは、負けても楽しめるゲームだと思う。
部分的な読みだけは相手に勝っていただけで、なんとなく満足する。
碁には負けてもコウで勝ったら、それだけでも面白い。
反省会で”もう10秒考えて打ったらちょっとはましになるよ”と言われてしまった。
自分が考えたとおりに相手が来てくれたら楽なのだが、たいがいは違う手が帰ってくるのだ。PCのゲームだと何時も同じなのに。
基本的に、自分の打ちたい点は、相手も打ちたい点である。
相手のいやがることをし続けたほうが勝つゲームである。
意地悪が強いのだ。
#囲碁