フランス語の「petite mort」を訳すとこうなる。
日本人でもフランス人でも、恋人でも夫婦でも、男と女はいたす。睡眠時間を切りつめて激しい闘いを終えた後、男女ともに深い眠りに陥る。この眠りをフランスでは「小さな死」と呼ぶそうである。
詩的表現の上手なフランスの言葉である。
店のカウンターで「小さな死」を迎えておられる姿はよくある。
家に帰るまで耐えたとしたら、次の朝まで「中くらいの死」を味わえる。
目覚めに、吐き気と頭痛を感じたら、昼過ぎまで「死んでるのと同じ」となる。
生きているからこそ味わえる「死」。
大いに呑もうではないか。
「旨い酒は美味い」で生きていることを実感し続けたい。
#徒然なるままに