先日、池袋西武で古本フェアーを開催していたので行ってきました。見つけたのがこちらの本。
『痛快!地ウイスキー宣言』
穂積忠彦編著 白夜書房 1983(昭和58)年 定価980円
現在アラフォーの私、この時期はもちろん未成年でありましたが、当時の酒飲みの方は結構地ウイスキーを飲んでいたのでしょうか。5~60歳くらいの方に伺ってみたいところです。
この本、とにかくまえがきから大手メーカー(特にサ○トリー)への強烈な対抗心にあふれていて、今読んでみると結構ハラハラします。第4章のタイトルなんか『座談会 くたばれサ○トリー 頑張れ地ウイスキー』(本文は当然伏字ではありません)なんですもの(笑)。「サ○トリーの『ザ・ウイスキー』、1本5万円?フザケルナ」的な。今や5万円くらいだとあまり驚かなくなっているのは自分がマヒしたからなのかなんなのか。
第3章『地ウイスキーメーカーを訪ねて』では、当時の地ウイスキーメーカー22社の記事があり、資料的にもなかなかです。最近のウイスキー雑誌でも、スコットランドのロストディスティラリーだけでなく、日本のも取り上げてくれたら面白いのになぁ、と思いました。
たまーに地方の小さな酒屋さんなどで今でも日本の地ウイスキーが売れ残っていたりしますよね。
当店でも、特級表記の笹の川『チェリーウイスキー』や『マルス』なんかも置いてます。意外とよく出来てますよ。残り少なくなってきましたので気になる方はお早めに。
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