今回はジム・マッキューワン氏にサインして貰ったボトルからスタート。
いよいよウェアハウスです。
孝一さんの案内でウェアハウスに行くとマーレイの樽も結構あり、
いろいろな蒸留所のMaltが眠っていました。
呑ませてもらったのはGlen Spey 。
あんまり見かけないので、珍しいですねと言ったら呑ませてくれました。
こちらはもちろんマーレイの樽。
次はMortlach 。
シェリー樽でしたが、特有の花々しさは消えておらず。
そして真打ちBruichladdich。
シャトーディケム樽でフィニッシュしている一ヶ月のものと
半年の物を飲み比べてみました。
個人的に貴腐フィニッシュはそんなに好きではないので、
あまり心に響きませんでした。
でも違いははっきりと分かります。
最後はX4。
Whiskymagazineやスコ文研で
ちょっと話題の4回蒸留90度です。
先日蒸留したばかりで、ほとんどニューポット状態。
しかし実験的な要素を含んだ酒であるため、
熟成を予想するためにクォーターカスクの
更に4分の1の大きさの樽に入っていました。
呑ませていただきましたが、90度とは思えないほどの豊かさ、まろやかさ、
口当たりの良さにびっくり。
現在のmaltは40年の熟成が限界。
それ以上になるとアルコール度数が下がりすぎてしまい、maltとして
存在できなくなってしまうそう。
しかしこれなら、ジム曰く、もしかしたら60年以上耐えられるモルトになるかもしれないとのこと。
現在この他の樽は湿度の高いウェアハウスに保存し、
意図的にアルコールのみをとばしているとか。
今後の動きが楽しみです。
ウェアハウスを出て最後の見学施設、瓶詰め工場へ。
なんと偶然にもその日は3Dの
3rd Editionのバッティングを行っていました!!
手前の大きな樽がPort Charlotteで、
奥の小さな樽がOctomoreです。
次回の3dはかなりピーティーです。
Octomoreが4割、Port Charlotteが2割、
そしてBruichladdichが4割。
更にはバッティングする前の原酒を飲ませてもらえるという幸運。
島田さんが直々に樽から。
結構澱がありました。
初めて呑んだOctomoreは
以前ドイツから回ってきたときに呑んだPort Charlotteよりも濃いピートの爆発。
でもそれほどピートさに違和感を感じません。
Port Charlotteはリフィルバーボン樽のsherry-finishを使用。
ほどよいsherryの香りが着いてます。
ちなみにOctomoreはバーボン樽です。
そうそう、Port Charlotteは今年中にオフィシャルをリリースするらしいですよ。
ツアー後レセプションに行くと偶然ジムが!
これ幸いとばかりに一緒に写真を撮って、買ったボトルにサインしてもらいました。
ラッキー!
レセプションでOctomoreの164ppmの麦と
Port Charlotteの40ppmの麦を食べ比べ。
もう舌が馬鹿になるかと思うくらいのピート香。
こちらはちょっと頂いてきたので、
日本に持ち帰れそうです。
これにてBruichladdichは終了。
タクシーを呼んでもらい、話題の蒸留所、Kilchomanへ。
次回に続きます。
#ISLAY