SMWS 2008 SPRING BOTTLING Tasting in Nagoya
Bar Barns 2008/03/09
山崎白秋さんに書いていただいたソサエティ(SMWS)試飲会のテイスティングノートを紹介します。
*** ボウモア 3.134 7y 59.5% ***
(香り) 若く硬質な香り。中程度のピートが感じられる。しだいにキャラメル香がでてくる。
(味) 香草をともなったピート。若く、味の数が少ない。
*** スプリングバンク 27.67 12y 54.2% ***
(香り) 甘い香りが漂う。キャラメル香由来の熟成感。硬い香りでやや若さを感じる時もある。
(味) こげたゴム。湿気た含み香。口にまとわりつくオイリーな印象。
*** ラフロイグ 29.62 16y 57.0% ***
(香り) ピート香が非常に強い。フェノールやジャーキーな香りもストレートである。軽い酸味をともなう。
(味) ピートが口いっぱいに広がる。酸味が心地よく、ピートが強く単純に感じるが味の数は少なくない。
*** グレンロセス 30.52 27y 51.7% ***
(香り) 深々とエステリー。ウッディーでまったりとした香り。十分な熟成感、キャラメル香も感じられる。バランスも取れていてよくできたモルトである。たいへん心地よい時間が流れていく。
(味) 味はミディアムボディではあるが、幾重にもフルーツが現れ複雑。必要十分な熟成感。
*** ストラスアイラ 58.13 34y 50.3% ***
(香り) トップノートは酸味とフルーツ。しだいに深い熟成感で満たされる。奥には軽いピートが感じられる。
(味) 熟成感は大、しぶみがたいへん心地よい。いがいがと軽いピートが現れる。フルーツの饗宴で非常に複雑で、味の数がたいへん多い。
*** グレンスコシア 93.27 15y 61.3% ***
(香り) まったりとふくよか。イガイガと軽いピートをともなう。アルコール感が強い。
(味) やはりアルコール感が強い。シャープでドライ。単純な味わい。
*** オスロスク 95.07 9y 58.1% ***
(香り) 若草の青い香りがひろがる。ドライ、香りの数は少ない。
(味) トースティーかつモルティ。ニューポットの甘い含み香。
*** トーモア 105.10 21y 57.2% ***
(香り) ライトで爽やかなフルーツ。軽いピートをともなう。
(味) 酸味が心地よい。香りとはうって変わって深みのある味わい。濃いフルーツ。口の中でピリピリはじける。
*** アイル・オブ・アラン 121.22 11y 58.0% ***
(香り) パウンドケーキ、焦がしたシュガー。いがいがと軽いピート。キャラメルの甘い香りで満たされる。
(味) やはりキャラメルは強い。まったりとして甘い。醤油の個性もある。やや湿気た印象はシェリー樽の個性か。
#SMWS