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Keith キース地区 

Keith キース地区 

キースのまちです。ストーンズとは関係ありません。
18世紀にリネン産業で栄えた街です。
現在ウイスキーの観光スポットとして、また繊維産業なども栄えているそうです。
キースの街中、周辺それぞれに3つの蒸留所が存在します。

■キースの街周辺にある蒸留所:オスロスク、オルトモア、グレントファース

・オスロスク蒸留所(ディアジオ)
「赤い流れをわたる浅瀬」の意味。
キースのまちからA95をローゼス方向に西へ、ちょっと離れたところにある。
ほとんどのJ&Bの原酒となるため、シングルモルトはあまり出回らない。
花と動物シリーズにはツバメが大きく口を開けて虫を追っかけてる絵が描かれています。
グレーとクリーム色で統一された蒸留所はモダンで品の良いモ-テル、または修道院のように見える。
仕込み水はドリーズウェルの泉、花崗岩と砂岩のあいだからにじみ出たきわめて良質な軟水。

・オルトモア蒸留所(バカルディ社)
「大きな小川」の意味。キースの町から北西に4キロほど、ちょっと離れた場所にある。
廃液処理のパイオニア、こんにちほとんどの蒸留所がおこなっているドラフとポットエイルを乾燥・圧縮してダークグレインと呼ばれるペレット状の家畜のエサをつくりだすダークグレイン製造を初めておこなった蒸留所
シングルモルトは希少で花と動物シリーズが発売されたのが1991年、バカルディ社になってからOB12年が2004年にリリースされた。

・グレントファース蒸留所(ペルノ・リカール社)
場所はキースからA95をローゼス方向に西へ8キロ程いったところ。
「トファースの谷」の意味。
1898年、当時ビッグ3といわれたデュワーズ社、ジョン・ウォーカー&サンズ社とならぶブキャナン社によって建てられた。ブラック&ホワイトの原酒。
1923年-25年に蒸留所は改修され、チャールズ・ドイグがレンガ造りの熟成庫を設計した。
オーナーはペルノ・リカール社でオフィシャルボトルが存在しない。(関連:ブレイヴァル、アルタベーン、ミルトンダフ、グレンバーギ、グレンアラヒー)

■キースの街にある蒸留所:グレンキース、ストラスアイラ、ストラスミル

・ストラスアイラ蒸留所(ペルノリカール社)
アイラ川の流れる広い谷間」の意味。
仕込み水はフォン・ブイエンの泉、この泉にはウマの姿をしたケルピーという妖精がいて、うっかり泉に近づくとその背に乗せられて川や湖に投げ込まれるという。
これがストラスアイラの隠し味、だとか・・・。
スチルはボール型とランタン型が初・再合わせて4基ある。
90年代後半まで石炭の直火焚きが行われていた。
ニューポットはアイラ川対岸にある第2蒸留所のグレンキースで樽詰めが行われる。

・グレンキース蒸留所(ペルノリカール社)
ストラスアイラの第2蒸留所として1957年に建設。
敷地内に熟成庫がなく、キースの街郊外にあるシーバス社の集中熟成庫で熟成が行われる。
生産は全蒸留所初のコンピュータ管理で行われ、こもれも初めてだがポットスチルの熱源にガスバーナを採用していた。(現在はスチーム加熱)
当初はブレンド用に軽い原酒が必要だったため3基のスチルで3回蒸留を行っていた。(今は2回)
すべてシーバス系のブレンド原酒としてつかわれる為、オフシャルは10年モノ以外発売されたことがない。
ラベルにはアイラ川のサーモンが描かれている。

・ストラスミル蒸留所(ディアジオ)
すべてブレンデッドのJ&Bなどの原酒となり、オフィシャル、ボトラーズ共に殆ど出回っていない。
2001年にリリーズされた花と動物シリーズには「セキレイ」が描かれている。
もとは小麦、トウモロコシの製粉工場で、1880年代のウイスキーブームの時代に改装され、当初はグレンアイラという名前だったが、のちにジンのギルビー社が買収して、ストラスミルの名に変更された。(関連:グレンスペイ、ノッカンドオ)
スチルはボール型で初・再2基ずつ、ラインアームに精留器がつけられている。

ウイスキーエキスパート試験まであと13日

#スペイサイド

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