初めてシングルモルトを口にした日のことは
今でも鮮明に覚えています。
面白可笑しく語れるほど
ドラマティックな出会いではなかったけど
私にとっては
人生が変わった
といっても過言ではないくらいの衝撃的な出会いでした。
場所は
街外れの小さな小さなバー
『シングルモルトって何ですか？』
という疑問に対するレクチャーから始まって
（収穫した麦を水に浸すところから始まった･･･笑）
まぁ飲んでみねぇな
･･･と、出していただいたのは
ＴＨＥ ＧＬＥＮＬＩＶＥＴ １２Ｙ
そして
ＭＡＣＡＬＬＡＮ １８Ｙ
グラスに注がれた褐色の液体は
それまで私が“ウィスキー”と呼んでいたものとは
まったく違うお酒でした。
美味しい、とか
美味しくない、とか
そんな次元の言葉では言い表しようもなくて、
うまく言えなくて言葉をなくす私を見て
隣に座るバッカスのしっぽは笑っていたように思います。
恵まれた出会いだったよなぁ～
なんて、今でも思ってますが。
この日飲んだ二つの銘柄はどちらも、
思い入れの強いお酒の一つです。
#遍歴