2014年が始まって既に5日ですが
あけましておめでとうございます。
今年もウィスキーのイベントを中心に
書いていきたいと思います。
※昨年のウィスキーフェスのレポートもまだですし。。。
さて、自分なりに今年の展望を述べます。
結論を言うと、今年はウィスキー呑みにとって
とても苦境の年になると思います。
リーマンショック以降の約4年間
円はポンドに対して強かったです。
120円になったときにはびっくりしましたが
このことで多くの恩恵をうけました。
自分も、最安期に2度スコットランド旅行できました。
しかし、昨年1年で一気に円安が加速。
180円を目前にしています。ざっと1.5倍になりました。
仕入れ値が上がっているわけですから
スコッチは1.5倍の価格なってしかるべき。
4月くらいを目処に各社値上げに踏み切るでしょう。
値下げしないけど、値上げはすぐにする。
メーカーの常識です。
次に税制改正。
消費税が8%に、将来的に10%になります。
タダでさえ酒税を多く支払っている我々フリークは
さらに消費税を徴収されてしまいます。
バーはどうでしょう。
多くのバーは100円単位で会計しているでしょうから
消費税増税分を増額すべきか?
な悩みを抱えているかと思います。
ボトラーズメインならその時々で値段が違いますから
あまり気にする人も少ないと思いますが
DBメインのバーなら値段の差を感じてしまうでしょう。
ボウモア12年が600円→700円となったら
ちょっと高く感じてしまいます。
他の店に流れてしまうかもしれません。
そしてインフレ。
物価が上がっているのを徐々に感じ始めている頃でしょうか。
メーカーが値を上げる理由はいっぱいある上に
貨幣価値がどんどん下がっていっては逃げ場がありません。
さて、どうしたものか・・・。
4月までの動き方で今後のウィスキーライフの
過ごし方が変わってくるでしょう。
最後に、ウィスキーの枯渇。
一番顕著なのは閉鎖蒸留所です。
ポートエレンは10万前後、バンフなら3~4万。
ローズバンクは新しいリリースが見当たりません。
アイラのボウモア、ラフロイグは90年代でも
1万を超えるようになってきました。
80年代前半のボウモア買おうものなら2万超ですね。
全般的にシェリー樽不足ですから、シェリーってだけで
高くなってきています。
70年代のモルト自体がどこの蒸留所においても
減ってきていて、ブレンテッドの30年製品も
存続が危うい状態になってきているのかもしれません。
『古い=美味い』とか『他と違う=美味い』 という
幻想(妄想?)だけでウィスキーが売れている状態で
売り物がなくなってきては、値が上がる一方です。
さて、こんな1年予測ですが、逃げ道はもちろんありますし
去年できなかったこともしていきたいと思っています。
今年もよろしくお願いします。