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Remember 軽井沢(7)

今日も軽井沢

ルージュカスクの15年。
diltilled:1995
bottled:26.05.2011
caskNo.:5027
です。

初めて見たとき、ウィスキーかどうかの判別が
つきませんでした。とても悪く言えば胡散臭い。。。

まず、ボトル。
ワイン?リキュール?
ウィスキーのボトルという概念はありませんでした。
容量も480mlで少ないし・・・

次に色。
最近はワイン樽の後熟が出てきていますが
ここまで紅色が綺麗なのはそうそう見かけない。
ルージュの名のとおり、紅いんですね。

そして、アルコール度数。
69.4%?蒸留してそのまま。
ウィスキーの常識では63%程度に加水してから
樽詰めでしょう?
なぜにニューポットをそのまま樽詰めたのか・・・

などなど思って手を出さないでいたのですが
今年に入って買っておこうと。
試飲用と保管用で2本購入。

裏ラベルの説明文です。
『1955年創業以来、職人達は、ひたすらモルトウイス
キーを造り続けてまいりました。
軽井沢蒸留所に眠るモルトウイスキーの中から、シャ
トーメルシャンの赤ワイン樽で熟成中の原酒を瓶詰め
しました。紅を帯びたルビー色、赤ワインを醸したよ
うな果皮の香りや柑橘系の香りに、レーズンチョコ様
の香りが全体を包みます。クリームのような濃厚な厚
みがありながら、口中には爽やかなニュアンスも広が
る心地よい味わいです。』

自分のテイスティングノートもほぼ同じですね。
クリームはちょっと感じにくいかな・・・柑橘系は
オレンジピールとか、フレッシュではない柑橘系。
レーズンはもうちょっと若いブドウを感ることができます。

アルコール度数が高いからか
酔いがまわるのが早い気がします。舌への刺激も
強いですしね。だけど、加水するにはもったいない。

スコットランドでグレンファークラスに行ったとき
テイスティングの時にはスポイトで割り水を供されました。
このモルトもそれくらい微量の加水で十分に思います。

自分が思うのは、軽井沢の個性がやや埋もれているんです。
樽の個性に押されているので蒸留所個性が弱い。
軽井沢の個性の一つにシェリー樽の部分を
感じてしまっているからでしょうか・・・?
他のモルトと飲み比べしてみましょうかね~。

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