昨日はちょっと早起きをして梅田の茶屋町にあるアプローズタワーにダグラスレイン社の”フレッド・レイン氏来日記念テイスティングセミナー”に行ってきました。
5分前位のギリギリに到着したのですが、受付はまだ始まっておらずウェイティングルームで時間をつぶしているとモルト界、バー業界の重鎮達がいっぱい居ました。おぉ~!すげぇ・・・相当たる面々だぁ。開場までの間、僕はお誘い頂いたSATOさんやcomemasさんとお話をしながら過ごしていると受付が始まりました。
受付を済ませて、待望のテイスティングセミナーが始まりました。壇上にはダグラスレインの代表取締役兼品質管理最高責任者であるフレッド・レイン氏と通訳の方がマイクを握り、ダグラスレイン社の歴史やこだわりを熱く、面白く語っていました。初めのスピーチはフレッド・レイン氏自らが日本語で挨拶をしていました。う~ん柔和な笑顔で素敵な人だなぁ。
それから待望の世界に先駆けて新商品としてボトリング予定のカスクサンプルのテイスティングが始まりました。
これらの原酒はボトリングされる際はPROVENANCEシリーズは46度、OLD MALT CASKシリーズは50度までに加水されてボトリングされますが、今回のサンプルは加水される前のそのままのカスクサンプルでした。
テイスティングしたのは
PROVENANCE LINKWOOD(1996-10年)※60・8%
Old&Rare MACALLAN(1978-28年)※52・0%
OLD MALT CASK GLEN GRANT(1995-12年)※58・0%
OLD MALT CASK BANFF(1971-36年)※54・2%
OLD MALT CASK ARDBEG(1991-16年)※59・0%
OLD MALT CASK PORT ELLEN(1979-27年)※52・5%
以上の6種類です。その他にもセミナー終了後にボウモア8年とマクダフ40年がありました。
リンクウッドはシェリーカスクの12年熟成でしたがこのPROVENANCEシリーズだけ3樽までのバッテドという事らしく、加水しても崩れる事無く、シェリーカスクの中でもかなりいい出来だったと思います。
このマッカランはシェリーカスクでは無く、シングルカスクのバーボンバレルで当然ですが、いつも飲んでいるマッカランとは全然味わいが違いましたがマッカランのバーボン樽熟成もすごい美味しいなぁと思いました。
グレングラントは赤ワインの樽でフィニッシュした物だそうですが、色は本当に綺麗なピンクでワイン樽由来のタンニン?のようなシブさがあったように思いますが、それがまた美味しくて印象的でした。
このバンフは36年と言う長期熟成ですが、一番個性的でアロマはウッディ、テイストは長熟らしいフルーティさがあって美味しかったです。
このアードベッグはラムフィニッシュでアイラモルトらしさと、美味さを兼ね備えていてアルコール度数59%の割には飲み易かった印象がありました。
ポートエレンはリフィルバッドで熟成された物でアイラのフレーバーはそれ程際立っておらず、旨い所が出ている秀逸なモルトでした。
マクダフ40年もたまらなく美味しかったです。
その後の抽選会では芦屋の主がものすごいいい物をゲットされていました!フレッド・レイン氏にお土産のパネルにサインをして頂いて握手してもらった時・・・かなり力強く握手して頂いたので痛かったです(笑)
会場を後にして、梅田駅に向かうまで奈良の大御所とお話をさせて頂きながら店に向かいました。
とても有意義な素晴らしいセミナーでした。
#日々の出来事