定休日を作った矢先にお盆は休まない貧乏暇無しの参段です。お盆の8月16日(木)は営業してますよぉ~!
今回新入荷としてご紹介するボトルはG&Mコニサーズチョイスのコンバルモア1981(1500円)です。2002年ボトリングだから熟成年数は21年という事になります。何故かこのボトルはスクリューキャップです。
さてと早速解説をさせて頂きます。コンバルモアとは・・・蒸留所はダフタウンの町から北に1・2キロ行った、スペイサイド地方の蒸留所が密集したダフタウン地区の一番上に位置します。シロップや蜂蜜のようにスイートと言われ食後酒向きと言われるモルトです。もともとは全てがブレンド用に使われていた為、オフィシャルボトルは発売された事がないそうです。またブレンデッドスコッチのブラック&ホワイト(これがまた安くて美味しいんですよねぇ)のモルト原酒として使われている上に、1985年に創業を停止して22年になります。なので近い将来に飲めなくなると思われます。確実にそうなるものと思われます・・・。う~ん悲しいですねぇ・・・せっかくの美味しいモルトも蒸留所がなければ造れませんよねぇ・・・。
またこのコンバルモア蒸留所は1909年の大火災の後、蒸留所を再建する際に新しい試みとしてグレーンウイスキーを蒸留する連続式蒸留器でモルトを蒸留していたらしいです。当時、最新式のその蒸留器は毎時2270リットルの生産能力があったのですが、当然それでは出来上がったモルトは以前のものと全く異なってしまっていて1915年に再び元のポットスチル(単式蒸留器)に戻されたらしいです。
その後、1985年に蒸留所の閉鎖が決定した後、土地と建物は隣接するウィリアム・グラント&サンズ社が買い取り、同社の熟成庫として現在は使われていて今後、再操業の可能性はないそうです。
飲むなら今のうち、飲めなくなる前に飲んでおいて下さい。
※whiskycat1494スコットランドモルトウイスキー蒸留所カウンター 85
#新入荷ボトル