今日は久しぶりに朝から起きて、昨日置いて帰ったバイクを昭和町に取りに行って、たっぷりと光合成しました。夜型人間だからあまり感じなかったのですが、やっぱりお昼はめちゃくちゃ暑いですねぇ・・・。
昨日、道具屋筋に行って店の備品を色々と買って来ました。丁寧に扱っているつもりでも、木村硝子の10オンスタンブラーはパリパリ割れます・・・。その為に僕は道具屋筋へ行ったら木村硝子のタンブラーを買い溜めてきます。割れないようにもっともっと慎重に扱わなければ・・・。
色々買いましたが、買いに行かなくてはとメモしたままなかなか行けていなかったセルメット(グラス磨きの布)を買ってきました。店を始めてから半年でセルメットは何度か替えているのですが古くなってきたし、スペアがなくなったので新しいものに一新しようと思いました。
グラスを綺麗にする為に一生懸命に働いたお古のセルメット君お疲れ様でした。君はこれから僕の家に行って雑巾として活躍してもらいます。そして新しいセルメット君、君はお古になるまでグラスを綺麗に磨いてもらいますよ。
おまけ
※バーで働く豆知識・・・グラスは綺麗なタオルや布巾などで一度水気を綺麗に拭き取ります。でもそれだと繊維やケバが残ってしまいます。それをセルメット(食器磨き)で綺麗に磨き上げるのです。よくグラスを拭き拭きしている僕を見て「グラス磨くの楽しい?」とか、アライグマ(笑)とかおっしゃるお客様がいらっしゃますが、”バーテンダー”という漫画でもあったようにグラスを含め色々と磨くのはバーテンダーの大事な大事な仕事なのです。
しかし、ビアグラスは拭かずに自然乾燥させます。何でビアグラスは拭かないの?と思われるかも知れませんが、ビアグラスを拭き上げてからビールを注ぐと、グラスの内側に大きめの気泡が張り付いてしまって、ビール本来のキメの細かさが失われ美味しく飲むことができません。
何故かと言うとセルメットやふきんなどにはどうしても微量の油分が含まれています。洗剤や、手の油、元々の素材に含まれる微量の油分などがその原因なのですが、いくらきれいに洗浄してもどうしても残ってしまうそうです・・・。布でグラスを拭くことで、グラスがきれいに輝くわけなんですが、同時にグラスの表面に皮膜を作ってしまうという事らしいです。その為、ビールやシャンパン、ソーダなどの炭酸飲料を注ぐと、液体を弾いてしまい大きめの気泡がたくさん出来てしまうというわけです。その為ビアグラスは基本的に冷蔵庫に入れて保冷して気泡と馴染ますという事です。
僕がビアグラスを拭かずにしまっているのは、上記のような理由で決して邪魔くさくて手を抜いているわけではありません。
#日々の出来事