コニャニャチハ~・・・最近電車通勤ばかりの猫バーの店主参段です。う~ん・・・雨
さてさてここでいきなり先日の猫バーでアイーンをオーダーして下さった女性の方から次のオーダーをお伺いした時の話を
「コクがあってフルーティなウイスキーを下さい。」・・・コクがあってフルーティなウイスキー。
う~ん・・・スペイサイドの長熟?・・・バランの30年・・・でもお勧めするからにはコストパフォーマンスに優れていなくてはいけません・・・と思いました。
棚を見回し浮かんだボトルが・・・
ジャパニーズなブレンデッドモルト竹鶴21年。
ボトルを手にご説明する猫マスター。
これはご覧のように日本のウイスキーでございまして・・・2つの蒸留所のウイスキーはブレンドされておりますが、大麦から造ったモルトウイスキーのみでグレーンウイスキーと言うのが入っていない・・・ウンタラウンタラ・・・ニッカの創業者の竹鶴政孝氏の名前を冠して・・・ウンタラウンタラ・・・これは2009年のWWA(ワールドウイスキーアワード)においてワールドベストブレンデッドモルトウイスキーに選ばれた素晴らしいジャパニーズウイスキーでございます。
シュポッ・・・トクトクトク・・・どうぞご賞味下さいませ。
「うわぁ美味しい~。」お気に召して頂けてそれはそれは嬉しく存じます。
日本のウイスキーの歴史を紐解くとまずは竹鶴政孝さんの名前が出てくる事でしょう・・・1920年に単身スコットランドに渡り、万年筆1本と2冊のノートでウイスキーの蒸留技術を日本に持って帰ってきた偉大な人物です・・・竹鶴政孝さんがいなければ日本のウイスキーの歴史も変わった物になっていたかも知れませんね。
これがその竹鶴ノートです
「えぇ~本物?!」・・・いえ精巧に複製された物です。
この竹鶴ノートを見てまず目に付くのが達筆だという事です・・・私もそうですし多くの方もそう申しておられました。
社員待遇や税率まで記されているのがまた興味深い所ですね・・・このノートを見ながら飲むとまた一段と格別な味わいのウイスキーになるはずです・・・
まぁ薀蓄はこの位にして本場スコットランドに勝るとも劣らない日本のウイスキーの素晴らしさを竹鶴21年を飲んで頂いて存分にご堪能下さいませ。
そんな”竹鶴のすすめ”なとある夜の猫バーでした。
#日々の出来事