今日はちょっと遅めにコンバンハ・・・独り経営戦略会議中の猫バー経営研究部マーケット戦略課長の参段ちゃんです。う~ん・・・孤独
今、日本をはじめ世界経済は著しく停滞しております・・・日経平均も1万円前後をウロウロし、為替も円高基調で推移しております・・・また公共事業の削減や補助金の削減、増税等により国民の生活はより一層厳しいものになろうとしております。
そんな不況の中デフレの勝ち組と言われるユニクロを展開するファーストリテイリングや日本マクドナルド等は好業績で推移し、その反面日本の外食産業の発展に大きく貢献したすかいらーくは既存のブランドの維持を断念し、新ブランドでの経営を発表したり、外資系企業の台頭によりダイエーをはじめとする既存のスーパーマーケット等日本型ビジネスモデルは通用しなくなって新旧交代の時代の到来を感じさせます。
またカンバン方式で知られ世界に誇る技術力のトヨタも結局タイトルを獲る事無くF1からの撤退を発表しました・・・モータースポーツファンにとってはホンダに続くF1撤退でF1のサーキットから日本のマシンがいなくなってしまったのは何とも寂しい事です。
で?・・・先日、経済誌に載っていた、あのホンダの威信を掛けて開発された前例が無いオールアルミのスーパースポーツカーNSXのボディを手掛けたホンダの新社長の伊東氏のインタビュー記事を読んでいると・・・これからの時代のホンダについて、意識の切り替え、創業者の理念の継承等の質疑応答が載っておりました。
政府が掲げるCO2削減目標・・・20年後にはHV(ハイブリッド車)の時代になる・・・今必要なのはスピード、意識の切り替え・・・創業者の本田宗一郎も藤沢武夫も「会社は個人でなく、従業員のものだ」と言って世襲をさせず、2人の一族は経営を継承しなかった・・・その理念の中でも「大衆が喜ぶものを作る」と言う理念の継承・・・排ガス規制もマスキー法もいち早くクリアし、社会が必要とするものを他社に先駆けて出すのがホンダらしさだと。
また伊東氏は現在のホンダの社是”質の高い商品を適正な価格で”は嫌いであるらしく、”良いものを安く”を掲げていくのだとも言っていました。
”大衆が喜ぶものをつくる”・・・”良いものを安く”・・・これは経営の神様の”水道哲学”に通ずるものがあると思います。
世界の自動車産業に君臨してきたアメリカのビッグ3の二強が倒産するという世界同時不況の余波・・・ブランド力や権威主義だけではもうこれからはやっていく事が出来ない大競争の時代・・・全ての産業において広義な解釈でのパラダイムシフトが起きている・・・いくら品質の良い物を作ってもそれだけではいけない・・・人を感動させるのは製品に込められたメーカーの思い。
そこで猫バーもそれらを踏まえて猫バー経営戦略会議をし、CEOが英断をしました。
来年の一月で3周年を迎える猫バーは経営権をtamaちゃんに継承します・・・では無く・・・猫バー流水道哲学を実践する為に限りありすぎる経営資源とスペースを集中させ、モルトの拡充、新規事業の提案を図る為に猫バーは”焼酎事業”と”ワイン事業”からの撤退を決めました。
専門知識を有さずただあるだけではいけないと言う事でこれはただ不採算事業からの撤退ではなく、今後の猫バー変革プランの一環であります。
以上、長々とした深夜の独り言的猫バーCEOからのお知らせでした。
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