先日一見である男性のお客様がウスケバを見て当店にいらしてくれた。あるバーでウスケバフライヤーと一緒に紹介して頂いたそうである。ご紹介下さったバーの方ありがとうございます!
オーダーを頂戴してから色々とお話をさせて頂いた。しかし・・・初めはウスケバをご覧になってのご来店とはおっしゃらずに手探りをしながら会話をしている様な感じでどことなくぎこちない。ご挨拶をと思い、名刺をお渡しした。それから色々話していく中でウスケバをご覧になられてご来店頂いた事と、大阪のあるバーにお勤めのバーテンダーの方と言う事がわかった。しかしどこのバーにお勤めかは教えて頂けなかった。
その方は20代半ばでバーテンダーを志したらしくキャリアは1年位だとおっしゃっていた。ものすごく控えめな方ですごい自信がなさそうにお話をされる。しかし話をしていくとモルトの味の感想もしっかりおっしゃっておられたし、知識も細やかな心遣いも出来ていてバーテンダーとしての資質がとてもあると思っていた。初めはすごいご謙遜をされていると思っていたのだが・・・終始首を横に振り続けて居た。う~ん僕みたいな奴が言うのもなんだけど・・・充分バーテンダーとしての資質を備えているなぁと思ったしもっと自信を持っていらした方がいいのでは?と思ってはいたが・・・でもただご謙遜されているだけかも知れないなぁ・・・なんて頭の中で色々考えていた。
バーテンダーをやってらっしゃるのなら、ウスケバブロガーになりましょうよ!とお誘いしたが・・・「そんなん僕には無理です。」との事。う~ん強引に無理にお勧めするものではないなぁ・・・けどすごい自信のなさそうな感じでいらっしゃいますが・・・何を隠そうこの私は・・・自他とも認める「なんちゃってバーテンダー」です(笑)自信なんて全くありません・・・ただ開き直るが勝ちです(笑)(って言ったら先輩バーテンダーにお叱りを受けそうですが・・・)でも技術が足りない分新しい事を吸収するように前向きに頑張って心地よい空間作りは頑張っていきます!
終始かしこまられていらっしゃったその方のお気持ちを結局察する事ができなかった・・・。こんな僕こそバーテンダーとしては至らない。一度お帰りになられたその方は終電を逃してまた店に帰って来られた。始発を待つまで近所のバーをご紹介したのだが・・・当店に来た事をどう思っていらっしゃったのだろう・・・。ずっと気になっていた。
ただ最後にいつの日か名刺交換をさせて頂く約束をした。飲まなくても構わないのでもう一度当店に来て名刺を差し出してくれる日を心待ちにしている。その時は自信に満ちた笑顔でお会いしたい。
バーテンダーとは一体なんだろう・・・?そんな事を考えながら自問自答していた・・・。しかし答えなど出るはずも無く・・・。ただ思うことは・・・著名なバーテンダーの方もおっしゃっていたが・・・いくらキャリアを積んでも極める事の出来ない仕事なのだろう・・・。
今は精一杯の事をして開き直るのが一番・・・ネガティブに考えるよりもポジティブにと思いました。
参段は開き直っています・・・。すいません・・・。
#日々の出来事