超えたっ？！

コニャニャチハ～・・・今日は大分の主の来訪予告に心弾む猫バー専属バイヤー参段ちゃんです。う～ん・・・緊張

そんな大分の若きこだわり天才オーナーバーテンダーに刺激を受けて、出来る事ならモルト馬鹿テンダー道を歩んでみたいバイヤー参段ちゃんですが・・・先日、発掘調査行脚中？にとあるお酒屋さんで掘り出し物に出会いました。

シグナトリービンテージだ・・・これは最近、ボトラーから素晴らしい物がリリースされる事の多いトマーチンのビンテージ１９７６だ・・・しかも参段ちゃんの生まれ年ビンテージだ（関係無い）。

トマーチンの１９７６ビンテージと言えばここ最近では２００８年のベストスコッチシングルモルトとの呼び名が高いＳＭＣ・・・直近ではザ・ライフシリーズ・・・ｅｔｃ

ここで凄い事に気付いたバイヤー参段ちゃん・・・全国のモルトマニアックスの間では言わずと知れた”とりあえずブローラで”でのトマーチンカテゴリで紹介されているのはなんとっ！全て１９７６ビンテージ・・・しかも４本とも南国トロピカル系で”きゃずポイント”高し！

猫バイヤー必読ブログの”とりブロ”で紹介されているトマーチンは２８年熟成１本とその他３本は３０年超熟成といずれも長熟トマーチン。

今回、猫バイヤー参段ちゃんが発見したトマーチンは１９７６ビンテージでも瓶詰めが１９８９の１３年物・・・同じ１９７６生まれでもこの頃参段ちゃんは中１のハナタレ坊主・・・しばらくこのトマーチンと見つめ合う参段ちゃん

お値段まぁまぁ・・・これは買いだぜ！・・・高いよ～

保管状況は？・・・液面は若干下がり気味？・・・コルクは大丈夫？・・・中身が見えない陶器に比べれば大した事無いぜ！・・・コルクがいってても最悪デキャンタージュすればいけるぜ！

懐君とご相談・・・持ち合わせは？・・・しばらく飯代を削ればいけるぜ！・・・やめといた方が身の為ですよ～・・・いくら１９７６ビンテージでも１３年物・・・美味い保障はありませんよ～・・・絶対パッションが開くぜ！・・・不味い恐れもありますよ～

う～ん気になる気になる・・・お前にそんなお金はあるのか？・・・これは賭けだ・・・参段ちゃんの頭の中で天使と悪魔が交互に囁く中・・・天の声が・・・

「いっとけ！いっとけぇ～！」わ・若旦那っ？！

おっちゃぁ～ん！いっときますわ！・・・「ええんか兄ちゃん？」・・・いっとけ！いっとけぇ～！

という事で今回、参段ちゃんが若旦那に煽られて衝動買いしたモルトマニアックス垂涎のシグナトリー社・トマーチン１９７６（１５００円）とは・・・

かの老舗ボトラーシグナトリー社がリリースするトマーチンで蒸留は１９７６年の３月２３日、ボトリングは１９８９年８月の１３年熟成、樽はおそらくアメリカンオークでcask.ＮＯ６９２９と６９３０の２樽をヴァッティングさせた物でアウトターンは６００本、アルコール度数は５７・２％です。

一応ウイスキーエキスパートなのでご説明・・・このトマーチン１９７６が瓶詰めされた１９８９年は特級、１級等の呼称を用いていた日本の従価税率の酒税法が改正された年です・・・改正されたのが１９８９年の４月なので、このトマーチンがボトリングされた８月はギリギリ特級の標記はなされていません・・・が・・・ほぼそれに近い２０年前のボトリング。

コルクがいっていたら取り替えなくてはいけないので、これは特例措置としてコルクを湿らせてお先に抜栓・・・”シュポッ”・・・おぉ～セーフ・・・一口お先に？ちょっぴり味見・・・こ・これはっ！・・・ブルブル・・・ブルブル・・・tamaちゃあ～ん！

tamaちゃんも一口お先にちょっぴり味見・・・「マスター！」・・・どうした！・・・「これは最近飲んだ中では１番です！」・・・ＳＭＣもライフも超えた？！・・・「はい！例えて言うならフルーツポンチのアイスクリームがけです！」

超えてしまった？！猫バーが最近、リリースし続けてきたモルトを超えてしまった？！１３年物のトマーチンが超えてしまった？！超長熟のモルト達を超えてしまった？！コストパフォーマンスにシビアなtamaちゃんにショット３０００円でも全く惜しく無いとまで言わしめた？！

このトマーチンは新入荷コーナーには並べませんが・・・うかうかしてたらアッと言う間に空っぽに？！急いでぇ～！！！売り切れる前に急いでぇ～！！！いっその事なら全力で昭和町まで走ってぇ～！！！無理だったらやっぱり電車に乗って？

バイヤー参段ちゃんが掘り当てたモルトファン垂涎の全てを超えたトマーチン伝説のビンテージ１９７６を思う存分堪能して下さい！！！

#新入荷ボトル