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東京から吹いたさわやかな風

 このところ寒い日が続く大阪。昨日も寒かった。相変わらず、お越しになられるお客様もいらっしゃらずに店内は閑散としていた・・・。ずっと鳴かず飛ばずの静けさ・・・。前日の睡眠不足もあいまって僕はPCの前でへばっていた。

 午後11時を廻ったあたりに”ガチャ”一人の男性がお見えになられた。ハッとして椅子から立ち上がりその方を見ると・・・「う~んさわやかなハンサム。」僕は慌てておしぼりを差し出した。オーダーを頂戴して会話が始まる。いつも決まった切り出し方で「当店はどのようにお知りになられたのですか?」と言うと「ウスケバを見まして。」やったねウスケバ!そして「ブロガーの方でいらっしゃいますか?」と聞くと「はい。」僕は「Sin様ではないでしょうか?」すると「はいそうです。」ありがとうございます!Sin様のブログで予告があったのでもしかしたらこれは当店の事では?と思い、お越し頂けるのではないかとの淡い期待を抱いていたのですが、その日はもう電車が無くなる遅い時間帯だったのでてっきりお越しになられないと思っていたのでとても嬉しかった。

 ブログを拝見してその文脈から感じ取れる、僕のSin様のイメージは「僕(30歳)よりは年上でダンディな方だろうなぁ」(勝手な想像してすいません・・・)と思っていた。しかしご本人を目の前にすると抱いていたイメージとは違うフレッシュなイケメン!ちょっとドキッとしてしまいました(笑)

 それから色々お話をさせて頂いた。かなりクリエイティブなお仕事をされている方で半年前にロンドンから帰国されたとの事。お仕事で全国各地を色々と廻られる多忙な日々を送られている。バーテンダーをしていた経歴を持っていらっしゃるのでお酒は勿論とても詳しい。そこでなんとご来店のお土産を携えて来て下さった!・・・ジャーン!!!

「開店のお祝いです。」とおっしゃって濃い~濃い~色をしたボトルをカウンターにそっと差し出してくれた。遠路遥々お越し頂いた上に何のおもてなしも出来ないこんな野暮ったい野郎にそんなご厚意を(感動)・・・これでまた店に新しいボトルが増えました!そしてお客様の笑顔を増やせそうです。ありがとうございます!!!

 その見るからに美味しそうなボトルは・・・キングスバリーの京都ボトルの「クライヌリッシュ13年」。このボトルは京都津之喜酒舗さんのプロデュースで京都、大阪のバーが協力して樽を購入してボトリングした物でラベルの裏にはそのバーの名前が連名で記載してある。シングルカスクで55・8%。オロロソシェリーのホグスヘッドで熟成されたヘビーシェリー。濃厚な風味がシェリーカスク好きにはたまらない!(ボトルを見るだけでよだれが・・・(笑)僕もシェリーカスクは大好きなので嬉しいです!早速ボトルを開けてテイスティングをしましょうという事でSin様自らグラスに注いで下さった。香りはグラスに注いですぐはアルコールが立つ感じがしたが、口にしてみると芳醇な甘いフレーバーが口いっぱいに広がりアルコールの高さを強く感じない円やかさ。さすが素晴らしいボトルをご存知なのだなぁと思うと共に、それを惜しみも無くプレゼントしてくれたSin様は容姿も心もハンサムだなぁと惚れてしまいました(照)

 それからも色々とお話をさせて頂いてとても勉強になり、楽しい時間を過ごさせて頂きました。しばらくして十三に向かわれるとの事でお帰りになられた。それから店内は祝日前と言うこともあり色々なお客様にお越し頂き久々に嬉しい悲鳴を上げることが出来てとてもよい一日となった。

  Sin様、東京より遠路遥々お越し頂きさわやかな空気を運んで来て下さいまして誠にありがとうございました!

#日々の出来事

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