MENU

理想の地”余市”

 当店のジャパニーズモルトは少ない。山崎12年、白州12年、余市10年の3本だけである。あるお客様が余市をすごく気に入ってくれた。初めはブナハーブンをよく飲んでいらしたのだが、色々お勧めするうちに余市の美味しさに目覚めたようである。それから余市10年のトゥワイスアップを好んで飲んでいらっしゃる。

 そしてある日「余市って他に何かないの?」とおっしゃられた。「今この店には10年しかないんですけど今度探しときます。」そうお答えした。色々探しては見たが、SMWSの116はう~ん・・・15年は・・20年は・・・う~ん・・・色々考えた末にやっぱり12年にしよう!そう思って早速余市12年(1000円)を仕入れました。

竹鶴政孝がスコッチウイスキーの製法を学ぶ為にスコットランドに渡り、帰国後ウイスキー製造の理想の地を求めて辿り着いた北海道余市。1936年余市でのウイスキー蒸溜開始以来本場の製法を脈々と受け継ぎ続けられる石炭直火焚き蒸溜法。この古い蒸溜法を変えることなく守る余市蒸溜所には彼の夢と情熱が今もなお生き続けている。スコッチモルトは勿論大好きだがジャパニーズモルトもそれに引けを取らない素晴らしいウイスキーを造り続けている。その中でも余市は素晴らしいウイスキーである。morupon様にお願いしている余市原酒の入荷が待ち遠しいです。

 竹鶴政孝の夢と情熱。そのロマンを感じながらグラスを傾けるそんな贅沢な時間を過ごされてみてはいかかでしょうか。

#新入荷ボトル

この記事を書いた人