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ビッグゲスト続々 後編 

 その後色々な会話をして下さった。お名前は「ウマ」さんとおっしゃるその方はとても紳士的な方ではあるがとてもユニークな方で、しゃべり方は大阪弁である。大阪の人だからバー業界の方で旧知の間柄の方はご存知の方がいらっしゃると思う。まず初めに驚いたのはSMWS(ザ・スコッチ・モルト・ウイスキー・ソサエティ)の日本人第一号の会員であると言う事。(アソシエーションとおっしゃっていました)しかし1980年代には日本支部はなく入会はスコットランド本部で現在もそうであるとの事。すったもんだがあったその時の裏話を聞かせて頂いた。それからTO THE BAR日本のBAR74選のP138神戸のバー・キースの紹介ページにある話を色々と聞かせて頂いた。奥様はスコットランド人で、邸宅はダンフリースにあり部屋数22もあり、24000坪の広大な敷地がある。甲子園球場の倍以上である。奥様の写真やお子様の写真、邸宅を望む航空写真も見せて頂いた。その本の記述にあるように本当に浮世離れした話である。連絡先を頂戴したのだが・・・全部英語で書かれていた。UKのScotlandのDumfriesにお住まいです(笑)スコットランドに来た際には泊めて頂けるとの事。しかし車がなければ生活できないのでレンタカーと少しの英語力を要するとおっしゃっておられた。また僕がマガジンライブでお会いしお話させて頂いたハイランダーインの皆川さんの話になった際、ご存知ではあるが面識はないとおっしゃっていて、クレイゲラヒに行く際は行ってみたいとおっしゃていたので「もしお会いしたら大阪の昭和町のバーwhiskycat1494の吉村の事をお伝え下さい」とお願いをした。もし皆川さんが覚えて下さっていたのなら昭和町と皆川さんのスペイサイドクレイゲラヒ、「ウマ」さんのダンフリースがつながる。本当に夢のような話である。いつになるかわからないけど、皆川さん、ウマさんとスコットランドでの再会を果たしたいと思っている。

 本当にその他凄い話を色々聞かせて頂いた。グレンモーレンジの蒸留所長にディナーをごちそうになった話、奥さんと結婚式をグラスゴーで行い、婚姻届を出した時に竹鶴政孝、リタ夫妻の茶色く古くなったサインを見た話、グラスゴーでの日本人とスコットランド人の婚姻届は竹鶴政孝さん以来2組目であるとの事!日本のバーテンダーのお話や本場のパブの話、本当に興味津々な話ばかりで時間を忘れ無我夢中で聞き入っていた。

 ビールをチェイサーにグレンモランギ(とおっしゃっていました)を飲んでいらした。そしてイチローズモルトの話になったがご存知ではなく、ご説明差し上げた。肥土伊知郎さんのベンチャースピリッツにすごく感心されていた。一番のお気に入りモルトはグレンモランギ18年とおっしゃっておられた。残念ながら当店にはそれがなかった。(本日、早急に仕入れるように手配をしました。)そんなとても貴重なお話を沢山聞かせて頂いて感謝しきりです。そしてしばらくしてお帰りになられた。

 すごい方にご来店頂いていろんな話を聞かせて頂いて本当に幸運だったなぁと思いながら迎えた翌日の午後8時頃’ガチャ’驚きの連日のご来店!昨日当店からお帰りになられた後、その日の朝からお仕事の為に日帰りで東京に行っていらしてその帰りにまたお立ち寄り下さったのである。嬉し過ぎてビックリである!しばらくして成田一徹さんに電話を掛けてなにやら色々お話をされていた。そしておもむろに「今、大阪の昭和町におるねんけど、そこで若い人がシングルモルトのバーを最近開業しはってな、そこで今飲んでんねん。君の本を持っていて君の事知ってるみたいやから何か励ましの言葉掛けたって」と言って僕に携帯を手渡した。えぇ~!!いきなりそんなどうしよう・・・どきまぎしながら「はじめまして。ご紹介に預かりました大阪阿倍野の昭和町でバーを始めました吉村と申します。頑張りますのでよろしくお願い致します!」すると成田さんは「そうですか。これからも頑張って下さい。」と優しく声を掛けて下さった。突然の事で頭がパニックになっていたので一語一語を覚えていないがこのような会話のやりとりだった。バー巡りの著書の執筆で著名な方で切り絵の芸術性では世界的に著名な方にも関わらずものすごい謙虚で優しい人である。そんな方に掛けて頂いたお言葉を胸にこれからも自分自身の理想の為に精進したいと思います!

 それからお客様がご来店になられて隣の席にお座りになられた。その方は当店の常連Kさんのお父さん。偶然にも同じ年で、Kさんのお父さんも同じ時期にスコットランドで少し住んでいたと言う経歴の持ち主。話が盛り上がって店内はとても楽しい時間が流れていた。一緒に来ていたKさんとご近所の居酒屋のママさんといつか「昭和町発スコットランドツアー」をやろうなんて話しになっていた。ものすごい偶然が重なり合って信じられない程楽しい時間が流れていた。

 3月20日まで日本にいらしてもう一度位は来たいとおっしゃっていたのでそれまでにはグレンモランギ18年を仕入れてお待ちしたい。ご予定があっていらして頂けなかったとしても今度は僕がダンフリースにグレンモランギ18年を持って邸宅にお伺いしたいと思っています!

ウマさんダンフリースの邸宅で待っていて下さい!いつか必ずグレンモランギ18年を携えてお伺い致します!

#日々の出来事

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