コニャニャチハ~・・・極寒に震える猫バーの店主参段です。う~ん・・・プルプル。
という事で?いきなり昨夜の”生きる伝説の男”と同じ匂いがするすごい男の話をさせて頂きたいと思いますです・・・先日の3連休の”猫バー2周年記念大感謝祭”では超プレミアレアモルト?の半額セールをしておりましたが・・・さすがに箱をパカッと開けて下さる方は居ないよなぁ・・・そう思っていましたが・・・がっ!・・・とあるバーにお勤めの方がベン・ウィヴィスの扉を開いて下さいました。
その方は僕もたまにお邪魔させて頂く大阪のとあるバーで最近お勤めを始めたというバーテンダーの方でした。
以前からお客様経由で聞いていた噂によると・・・お年は参段ちゃんより若干お若い男性の方で最近までスコットランドに2年間住みながらスコットランドの蒸留所80箇所を回って来られたという心底スコッチウイスキーに魅せられた筋金入りのモルト好きバーテンダーという事。
そんな噂のバーテンダーの方が先日の”猫バー2周年大感謝祭”の時に猫バーにお越し下さいました・・・”ガチャ”・・・コニャニャチハ~!お客様が噂のバーテンダーの方ですね・・・どうぞお手柔らかにお願い致します・・・その方は折り目正しい振る舞いの好青年でとても好感の持てる方でした。今までいろんなモルトを飲んできた中でベンウィヴィスだけを飲んだ事が無かったらしく大変嬉しそうに飲んでおられました。
「確かベン・ウィヴィスは鋳鉄のウォッシュバックでしたよね!」え?は・はいっ?!う~ん・・・調べます・・・はい確かに鋳鉄でした・・・その後関西のモルト界のドンの大社長に聞くと鋳鉄とステンレスでは味わいが全然違ってくるとの事・・・その方は実際に数々の蒸留所を見てきているだけあって話はかなりマニアックでした・・・そして参段ちゃんはてんてこ舞いになりました。
その後も目を輝かせながら、いろんなモルトをオーダーして下さり、現地のスコットランドの事を話して下さいました。tamaちゃんとボウモア蒸留所の工場長の話やアイラ島の話をしている時は本当に楽しそうにお話をされていました・・・実際に現地で見ないと分からないコアな話やクレイゲラキでの皆川さんの話等を聞いているとスコットランドとモルトウイスキーに対する愛情と情熱がひしひしと伝わってきました。
その後も色々とお話をさせて頂いて、いつかはスコットランドに永住してスコットランドのパブで働いて一生を過ごしたいとおっしゃっておられました。話の最後には「僕が死んだらスペイ川に骨を流して下さい!」とおっしゃっていたのを聞いた時この方は本当にスコットランドにスコッチウイスキーに魅せられスコッチ命なんだなぁと聞いていた僕も楽しくなりました。
閉店時間にきちっとチェックを済まして下さって階段を降りていく時に踊り場の赤アザミと青アザミを見ながら目を輝かせていらっしゃいました。
閉店作業をしながらtamaちゃんが「あの方は本当に嬉しそうにボトルを見ながら楽しそうに飲んでいらっしゃいましたね!」う~ん・・・素晴らしい。
生きる伝説の男と同じ匂いがした男・・・心底スコッチに惚れ込んだ男を見た夜のお話でした。
#日々の出来事