今日はボチボチコンバンハ・・・二毛作猫バーの専属バイヤー参段ちゃんです。う~ん・・・モサモサ。
前半はまったりカクテルバー後半はボチボチモルトバーの二毛作な一日だった今日の猫バーですが・・・ここでまた取り急ぎ?新入荷ボトルのご紹介を・・・
年棒が下がりながらも何とか来年の契約更改を済ませたバイヤー参段ちゃんですが・・・またまたCEOに呼び出しを受けました。
”ガチャ”・・・失礼致します・・・もう今年は仕事をする気はありませんが何か?・・・「バイヤー参段君今年の仕事は終わったな。」はいもうしばらくは仕事をする気はありませんが・・・「と思わせておいてまだ仕事が残っているんだ!」まぁ~じっすかぁ~・・・残業っすかぁ~。
ったく残業かよ・・・で一体何をすればいいんだ・・・なになに・・・日本のモルトを仕入れてきて欲しい・・・仕方ねぇなぁ・・・という事で猫バーに新しく仕入れたモルトは~・・・
ニッカウヰスキーのシングルカスク余市1989(1800円)です。
前に仕入れたシングルカスク余市1988は予想を大幅に上回るペースで1ヶ月程で完売。う~ん・・・さすが余市。
という事で今回もシングルカスクシリーズを仕入れてこいと言った訳ですか。
そのCEOが仕入れてこいと言ったシングルカスク余市1989とは・・・
1989年10月8日に蒸留されて2008年の10月23日に瓶詰めされた19年熟成で貯蔵倉庫NO・15で熟成された樽番号126451のシングルカスクでアルコール度数は63%となっております。
このシングルカスクシリーズの余市は今回リメード樽の250リットルを使った1986と新樽の500リットルを使った1989の2種類あったのですが、選んだのはこの1989です。それは新樽を使っているからなのです。
スコッチには新樽を用いている所は少なく(最近ならアメリカンヴァージンオークを使ったベンリアック1994とかがありますね)通常はバーボンやワイン等の製造に使用したオーク樽が再利用されます。そうすると他のウイスキー等の成分を樽材が吸収していることによって、詰められた原酒は用いたその樽材の特徴が原酒に浸透し、とても複雑な香気成分を持たせる事になります。
しかし新樽の場合はオークの木材からウイスキー等が抽出する要素(タンニン、ラクトン等)が強く、また含有量も多く残る事になります。
これがこの余市にはあるんですね。前回の新樽を使ったシングルカスク余市はたまらない美味しさでしたね・・・今回も期待が持てますね。
まだ抜栓されていないのですが、添付されていたメーカーのテイスティングコメントを抜粋すると・・・
香り:オークの甘い香りの後、バニラの香りがフルーティさと共に湧き上がる。蜜のような芳香が持続し、クリーミーさと調和。全体のスイート感をピートが心地良く締める。
味わい:バニラの甘さと麦芽のコク。メイプルシロップやチョコレートを思わせる滑らかな味わいとピートの程よいバランス。
となっています。
前のロットに比べて今回はちょっと値上がりしていますが、これを飲まない事には年を越せませんね?新樽を含め5種類の異なる原酒を巧みにバッティングさせた余市1988やピーティな21年熟成のシングルカスクソサエティの余市、蒸留所限定シングルカスクやオフィシャル10年、12年等と飲み比べてみるのも面白いと思います。これらを全て制覇すれば余市の魅力を知るのにはかなり重要な手掛かりを掴めるかと思います。
モルトファンの皆様ぁ~ジャパニーズモルトファンの皆様ぁ~日本のウイスキーの魅力を知りたい方はこの余市を飲んで新樽の魅力を確かめてみて下さい。
#新入荷ボトル