コニャニャチハ・・・バーボンウイスキーの品揃えをもっと増やせたらと思う、モルト猫バーの店主参段です。もっと増やしたいんですが、店が狭いのでスペースが・・。
猫バーでもヘンリーマッケンナを初め、バーボンウイスキーのオーダーはよく頂戴します。僕もウイスキーを飲むきっかけとなったのは小説を読んで”ワイルドターキー”に憧れたからです。う~ん・・・七面鳥。
それから色々とウイスキーを飲んでシングルモルトの魅力に開眼し、シングルモルトを嗜むようになり、今はモルトバーを営んでいる訳なのですが、バーで飲むウイスキーと言えばバーボンウイスキーを外す事はできませんよね。猫バーのウイスキーはシングルモルトに特化しているのでバーボンウイスキーの品揃えは少ないのですが、よくオーダーを頂戴する主要銘柄は置くようにしています。
バーボンウイスキーの銘柄は沢山あります。それはもう本当に沢山あります。う~ん・・・沢山。
先日、とある方からお受けしたオーダーとご質問・・・「ここはヘンリーマッケンナを愛する人がいるんですよね。ヘンリーマッケンナを下さい。」う~ん・・・ヘンリーマッケンナ普及活動・・・「ところでこのヘンリーマッケンナはどこで造られているんですか?」えぇ~っと・・・不勉強ですいません・・・調べてみるとどうやら現在はヘブンヒルで造られている模様です。
かなり前ウイスキーコニサー試験でバーボンについて勉強したけど、失念している事が多いよなぁ・・・バーボン蒸留所で一番多く生産している最大規模の蒸留所はヘブンヒル社と覚えたよなぁ・・・ありがたいきっかけなのでもう一度バーボンについて本を読み返してみよう。
難しい話は割愛して、バーボンウイスキーの定義は・・・
①原料の51%以上がトウモロコシである。
②アルコール度数80度以下で蒸留し、内側を焦がしたオークの新樽で2年以上熟成させる。
という事ですね。
また銘柄は沢山ありますが、スコッチ業界でもよくある買収などで生産拠点や所有者が頻繁に変わったりして把握するのが大変です。また終売になってしまった銘柄なども沢山あったりします、最近?では2000年にエンシャント・エイジ蒸留所がバッファロー・トレース蒸留所になったのは記憶に新しい所ですか。
かつて200近い蒸留所が存在したと言われるバーボンの蒸留所はアメリカ禁酒法(1920~33年)と第二次大戦の影響で衰退し、今、現在のバーボンの蒸留所は以下の9つになります。
蒸留所名(ブランド銘柄)
ブラウン・フォーマン(アーリー・タイムズ、オールド・フォレスター等)
ヘブンヒル(ヘンリーマッケンナ、エバンウィリアムス、エライジャ・クレイグ等)
※1996年の落雷で設備の一部が焼失。現在は同じルイヴィルにあるディアジオ社のバーンハイム蒸留所で生産
ジム・ビーム(ベーシル・ヘイデン、ノブ・クリーク等)
バッファロー・トレース(ブラントン、ジョージ・T・スタッグ等)
ウッドフォード・リザーブ(ウッドフォードリザーブ)
バートン(トム・ムーア、ケンタッキー・ジェントルマン等)
ワイルドターキー(ワイルドターキー)
フォアローゼス(フォアローゼス)
メーカーズ・マーク(メーカーズ・マーク)
※ケンタッキの9つの蒸留所の中で、蒸留所名と同じ名前がつけられた単一のブランドを出しているのは、ウッドフォード・リザーブ、ワイルドターキー、メーカーズ・マーク、フォアローゼスの4つのみで他の蒸留所は多くのブランドを出しています。
とこのようにスコッチとは違い(スコッチも複数銘柄を出している所もあります)一つの蒸留所でいろんなブランド銘柄を生産しているのでわかり辛いのですが、バーボンの蒸留所とはこのような生産体制となっていますが、また今までのように今後、生産拠点が変わる事がある事でしょう。
バーボンについておさらい学習をしてみた参段ちゃんでした。
#日々の出来事