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皆無なファッションセンス

 僕はファッションに疎い人間である。金が無い以前におしゃれに関してあまりに無頓着過ぎる。新しい服を買ったのは何年前になるのだろう・・。今愛用している冬用のジャンパーは7年前にもらったもの・・ずっと愛用してはいているジーンズは某量販店で5年前に2980円で買ったもの・・中に着ている長袖Tシャツとトレーナーは、ちょっとおしゃれな(笑)無○良品でこれまた5年位前に1980円位で買ったもの・・スニーカーは1年前に買った3000円位の物・・。髪型はずっと同じ・・美容院なんてそんな洒落たとこへは行けません・・。早い安いが売りの鶴橋駅前の床屋に通い続けて早10年(笑)ビームス?アローズ?ドゥニーム?フルカウント?そんなお洋服には無縁です・・。僕にとったらユ○クロが一番お洒落だ(笑)我ながら思う、ダサいダサすぎる・・。これじゃあ彼女が出来なくて当然か・・(笑)

 バーに行って飲んだり、酒屋でモルトを買う金を節約して少しはファッションに金を費やせ!と言う声がどこからともなく聞こえて来そうだ・・。

 そんなダサい僕ですがファッション関係の知り合いがいる。開店してから来てくれた10年来の友人。その彼女とは10年前に同じ職場で知り合った。その頃から彼女は雑貨やファッションにすごい熱心で東京に行く夢をずっと熱く語っていた。そうしてしばらくして彼女は東京に行った。それからなかなか連絡出来ずに月日は流れて行った。

 あれは彼女が東京に行ってから5年以上経っていたある日の事だった。彼女を知る共通の友人から一本の電話が入った「あの子が大阪帰って来てるで!あそこで働いてるわ。」彼女が東京に行ってから連絡を取り合う事はなかった。たぶんお互いに携帯番号やアドレスが変わっているに違いないと思っていたのだと思う。

 僕は半信半疑で彼女が働いている所へ向かった。僕には場違いな場所に恐る恐る足を踏み入れた。綺麗な洋服が並べられたショウウィンドウから必死に店内を覗き込んだ。「!!」居た!綺麗な大人の女性になってはいたが、当時の面影を残したままの彼女がガラス越しに見える。久しぶりに会える事に気持ちが弾んでいたのか今度は躊躇する事無く彼女の所へ向かった。

 話しかけると驚いた表情の彼女。昔話や大阪に戻って来た経緯など色々話していた。その瞬間だけ当時にタイムスリップしたような懐かしい思い出が色々蘇っていた。しばらくして仕事の邪魔にならないように僕は店を出た。またその瞬間現実の時間に引き戻された。

 彼女は僕の知らない間に自分の夢や目標を叶える為に色々頑張ってきたのだろう。東京へ行ってから色々なアルバイトをしながらアパレル業界へ進み、ファッションの最先端である代官山の某セレクトショップに入り働いていて、そのショップが大阪に店を出す際に店長に抜擢され大阪に戻って来たのだと言う。昔からそうだったが今も変わらぬ本当に頑張り屋さんだ。

 今は違う店で仕事をしているが、ファッションへの探究心は増すばかりなのだろう。そんな彼女と久しぶりに会えた。これもウスケバの力なのだと感謝している。ウスケバはお酒の情報交換に加えて人とのつながりを築いてくれる。ウスケバは本当に素晴らしい!そんな彼女もブログを書いている。興味のある方は覗いてみて下さい。
 
            http://ameblo.jp/hotel-online/

 貧乏人のダサい僕には縁のない世界だが彼女には変わらずに頑張って欲しい。このままじゃあ彼女なんて永遠に出来ないだろう・・(笑)僕も少しはお洒落に興味を持とうかな・・(笑)

#日々の出来事

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