2月に入ってかなり苦戦を強いられている猫バーの店主参段です。う~ん・・・ニッパチ(2月8月)はアカンっていうらしいけど・・・気合を入れて頑張ります!
と言う事で?特にする事が無かったので、お話の続きを・・・
いつものように家路を辿った僕はジーパンのポケットから鍵を取り出して、共用部分の廊下にある点滅をしていて今にも切れそうな蛍光灯の薄明かりを頼りにマンションの扉を開きました。そして静まり返った真っ暗な部屋の灯りを点けました。
するとそこには見慣れたはずの部屋がいつもとは違っていました。住んでいたマンションは狭い部屋だったから、引っ越してきた時からずっと玄関には靴が沢山置いてあり、荷物は適当に束ねてあった。そんな荷物は日を重ねる毎に増えていった。
そんな雑然とした玄関が殺風景になっている・・・おかしいなぁ・・・彼女の靴やブーツがない・・・靴を脱いで部屋に入ってみると・・・彼女の服やコートだけがない・・・いつもの場所に置いてあるはずの化粧品もない・・・おかしいなぁ・・・何故、彼女の物だけがなくなっているんだろう・・・そんな違和感を抱きながら僕はしばらく部屋を見渡していました。
初めは彼女が整理整頓でもしたのかと・・・もしかして泥棒にでも入られたのかと・・・いろんな憶測が頭の中を駆け巡っていました。
しかし、狭く汚い部屋は綺麗に片付けられていて、荒らされた形跡もない・・・その日は彼女が休みの日だった・・・僕はその状況を理解するのにかなりの時間を要していました。
その10へ続く・・・。
#日々の出来事